「衣」の文化を大切にする提案をいたします

 

日本の伝統である着物を「衣」の文化と考えます。日本人的な発想かもしれませんが、着物を着る、着ないにかかわらず、多くの方は、着物を美しい状態でおいておきたいのではないだろうか、と思います。

 

<タンスの肥やし>という言い方をよく聞きますが、着る機会はないのだけれど着物をおいておきたい、手放せない、と、そういう方々が多いのではないかと思います。それは、高価な着物は、両親からいただいたり、誰かからの贈り物であったり、手放すと申し訳ないと思われているのかもしれません。

 

そんな日本人の伝統とも言うべき、「衣」を大切にする日本人の心を大切にしたいと思っています。

 

お客様のご要望に応じて、着物をよりきれいに、気持ちよく保管いただき、次回の着用機会に備えたり、また、形を変えて、衣類としてのあるべき姿に変えたりと、ニーズに合ったご提案をいたします。

 

                        嵯峨乃や

 

嵯峨乃やの着物クリーニング

嵯峨乃やは、長年の経験のある京都の職人が着物の洗いをいたします。伝統の京都ならではの京洗いで、お客様の大切な着物を丁寧に、丸洗い、シミ抜きをさせていただきます。

 

23

2月

2012

お邪魔してしまいました

いつもお世話になっているお客様へ納品に行ったら、いけばなの教室が始まるところでした。

 

お客様とは、一年くらいのお付き合いがあるのに、華道をされていることを知ったのは、つい最近のことで、「お茶を習っているのよ。」とおっしゃっていたので、そればかりが頭について、他のお話をしていなかったのです。

不覚にも、先生をされていらっしゃるのです…

 

ここで、気を取り直して、いい機会なので、少し、居させていただきました。

お花は、色とりどり、キレイですね。

 

先生が、活けられたお花を撮らせていただきました。

 

とっても素敵です。

 

流派は、いけばな小原流だそうです。

 

 

すみません。よく理解していなくて、いろんな違いが分からないのですが…(^^ゞ。

 

名古屋で、記念展示会に参加された時のお話を、楽しそうに話しておられました。

 

お客様、いや、先生は、いつも、おしとやかで、何かにつけてのセンスがよくて、優しくて、大好きな方なのですが、またまた、一層のファンになってしまいました。

 

コーヒーをごちそうになり、しばしの楽しいお話に参加させていただきました。

 

このあと、教室が始まりました。

 

お邪魔し、お騒がせしてすみませんでした。

 

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22

2月

2012

着物の点検

虫干しで、着物をタンスから出したら、着物を点検してください。着物がどんな状態であるのかを見ます。

お時間のない方は、干さなくても、着物に風を通すだけでもいいですので、着物の点検を年に一度〜三度は、必ずしましょう。

 

もし、カビやシミができていたら、ご相談ください。

 

見なかったことにしようと、そのままタンスの中に入れるのは、危険です。

カビは、胞子でどんどん増えていきます。

ですので、カビがついた着物は、カビがついていない着物にまで、カビを発生させる可能性があります。

実際、まだ手を通していない新しい着物がカビだらけだったという事例もあります。

 

そして、悩まないで、ご相談ください。

シミ抜きや色補正などをしながら、着用できる状態にまでできる可能性があります。

また、クリーニング(洗い)をすることで、カビの原因となる栄養素を、着物から取り除くことができます。

 

詳しくは、着物保管(カビ編)に考察を載せていますが、カビの発生条件を取り除いていくと、カビの発生を抑えられると考えています。

 

着物を美しく保っていただくために、お気軽にご相談いただきたいのです。

 

 

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21

2月

2012

寒干し

2月から3月上旬にする虫干しを、「寒干し」と言います。

今が、その時期ですね。

着物の湿り気を取るための虫干しです。

 

虫干しは、一年間の季節の中で、湿気の少ない時期に行います。

まず、今の、この2月。

 

次に、7月。これは、梅雨時期の後に、着物の湿り気を取るために、「土用干し」を行います。

 

そして、11月には、まさに「虫干し」、夏についた虫を取り除くために、行います。

 

詳しくは、「嵯峨乃や」の、着物保管(虫干し編)を読んでいただければ、と思います。

 

晴れた日が2日以上続いた日に、虫干しを行います。

着物の光が当たると、ヤケてしまいますので、日陰で、しかも、電器を消して、干してください。

 

一枚づつハンガーにかけ、裏返して、行なってください。

裏返しは、ヤケを防ぐためです。

 

正午をはさんで、午前中から約4時間程度干します。

 

そのとき、タンスの引き出しやたとう紙は、日に当てて、殺菌してください。水で拭いたりしまいように、ご注意ください。水分が残ると、カビの原因を作ってしまいます。

 

虫干しは、着物の点検という目的も含んでいますので、どうしても、時間の取れない方は、引き出しから出して、風を通すだけでも、多少の効果はあると思います。

 

防湿剤や防虫剤は、そのとき交換しましょう。

防虫剤の考察は、着物保管(防虫剤編)に掲載しています。

 

クリーニングをしたからと、安心なされないで、年に一度、どの虫干しでもいいですので、点検を兼ねて、行なってください。

 

着物を美しく保っていただきたい、美しくご着用いただきたい、と思う、「嵯峨乃や」からのご提案でした。

 

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19

2月

2012

補正

シミ取りと補正をさせていただいたので、紹介します。

 

衿の部分です。

長期間、お手入れをされなかったのでしょうか、カビシミと金糸の部分が、恐らくカビにやられて、黒く変色していました。

 

衿は、付け衿をつけたりしますので、工夫で目立たなくすることはできますが、やはり正面で、目の一番行くところですから、変色していると残念な部分ではあります。

 

  Before            After

カビは、結構ゴワゴワしておりましたが、落とすことができました。

金糸の変色は、金箔をつけて、補正させていただきました。

 

「嵯峨乃や」では、着物のクリーニングをさせていただく作業の中に、このような、シミ抜きや色補正を、させていただいております。

 

お客様に着物を美しく保っていただきたい、美しく着ていただきたい、という思いで、着物クリーニングをさせていただいております。

 

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18

2月

2012

縮緬

「ちりめん」です。

 

「縮緬」は、後練後染(あとねりあとぞめ)の織物です。

 

読者の方(いつもありがとうございます!)には、もうおわかりかと思いますが、つまり、精練していない糸(セリシンを取り除いていない生糸)で、織り、その後、染色した着物ですね。(^^)

 

生糸は、1本の糸では大変弱いので、糸を束にして、撚り(より)をかけて使います。

2〜3本の生糸を、ねじって、強い1本の糸にするわけです。

 

「よりを戻す」という言葉がありますが、ねじれた関係を戻すことなのでしょうか…(^^ゞ。

 

脱線を戻します。

その撚り糸を緯糸(よこいと)に使って、経糸(たていと)は、撚っていない糸を使って、織ります。

撚り糸は、右撚り、左撚りと反対に、撚った糸を交互に織り込んでいきます。

 

そして、精錬すると、撚った糸が、縮みます。

緯糸が縮むことで、「しぼ」という凹凸ができます。

これが、縮緬の特徴です。

 

有名な「縮緬」は、丹後ちりめんや、長浜の浜ちりめんでしょうか。

高級織物です。

 

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17

2月

2012

知恵の輪

いつもお世話になっているガソリンスタンド。

待っている間の時間つぶし用に、知恵の輪が置いてあります。

今日は、オイル交換をしなければならなかったので、ちょっと試してみました。(^^)

 

 

 

恐らく、真ん中の爪のような部分を合わせて、外すんだろうな。と思いつつ、ガチャガチャやっていました。

どうも、円錐形になっている足が邪魔になって、外れません。

 

数分間の格闘のあと…

 

 

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16

2月

2012

着物のヤケ

先日、美容師の先生と話していました。

「お客さんで、着物をタンスに畳んでしまわないで、クローゼットにずっと吊るしたままにしている方がいるんだけど…、いいものなのか、悪いものなのか判断がつかずにいるんだけど…」と。

「着物を干しているから、まぁいいか、と思ったんだけど…」と。

 

答えは、たとう紙に入れて、タンスにきちんとしまったほうがいいです。

 

あまりにも、教科書どおりのような答えすぎて、面白くないので、少し考察を書いてみることにします。

 

確かに、もし、空気の流れがあるのであれば、カビや虫はつきにくいかもしれません。洋服などは、クローゼットにハンガーでかけっぱなしですものね。

 

ただ、着物は布の表面が大きくて、ハンガーにかけると、波打つようにシワができます。

この波打った山の部分に光が当たると、変色してしまいます。絹糸は、とても繊細です。

 

上の写真のように、波の山筋の変色が起こってきたりします。

 

変色は、蛍光灯などでも起こります。

呉服店で、訪問着などを、仮絵羽(絵柄を仮仕立てして、衣桁に吊るして)で販売されている着物でも、ヤケたりしてしまいます。

 

私たちは、その色補正(ハキ合わせと言って、部分に色かけをして補正します)をご依頼されることもあるので、ヤケは目立たなくすることはできるのですが、わざわざご自分で、ヤケを作ってしまうのは、残念なことです。

 

虫干しでも、干す時は、裏返して、日陰で電灯を消して、行っていただきたいのです。

 

頭の隅に、ちょっと覚えておいてください。

 

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15

2月

2012

西陣織

「にしじんおり」です。

 

京都の西陣で作られた織物のことを総称して、「西陣織」と呼ばれています。

織物の種類で言うと、先練、先染した糸を使って織った織物です。

 

精錬した絹糸を様々な色に染めた糸や、金銀糸や金箔などを使って、柄図案をもとに、最高の技術で織りあげた織物です。

 

その工程は、20を超え、すべて分業でされています。

つまり、その分野での最高の職人さんが、最高の技術を持って、一つの織物を仕上げるということです。

 

すごいなぁ、と思います。

 

私は、京都出身なのですが、西陣とは聞きますが、どの辺かがよくわからないんです。大体でしか、わかりません。

 

調べてみると、西は西大路通り、北は上賀茂、東は烏丸通り、南は丸太町通りに囲まれている辺りで、生産されている織物のこと、とありました。

これは、京都市内の中心部の1/4くらいの範囲です。

 

京都の歴史が長く、人や文化が集中していたため、織物を生産する職人や技術も集まって来たのでしょうね。

 

一言では、言い表せませんが、日本を代表する、最高峰の織物を継承していってもらいたものです。

 

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14

2月

2012

喪服のクリーニング

先日、ある食事会の時に、私の仕事の話になりました。大変ありがたい会話になりました。

 

その時の話。

「最近は、着物を着る機会がなく、着物をクリーニングに出すことはないですよね。」と…(^^ゞ。

「ただ、着物を着ないと言っても、喪服は、一回は、着る機会はありますよね。喪服のクリーニングをしてみたら?」と。

 

もちろん、喪服も着物ですから、同じように、クリーニングをさせていただいています。

そういう話になるということは、私の情報発信不足であると思いました。少し反省して、日記を書いています。

 

以前、喪服のトラブルと題して、日記を書きましたが、また、重複するかもしれませんが、喪服のクリーニングについて、です。

 

思うことは…

最近は、簡単であるので、レンタルの喪服にされる方も多いようですが、ご自分の喪服を着られる方も、いらっしゃると思います。

ご自分の喪服を着られる方は、保管にもお気を付けいただきたく思います。

 

クリーニングするときは、着用後です。ですから、葬儀のあと、ということになります。

頻繁に着ない着物は、汗や脂を落として、次回の着用に備えることが大切です。

 

また、2月は、寒干し、要は、虫干しの時期です。この時期に、着物の点検をして、汚れやカビなどをきれいにするのも、備えの一つであると思います。

 

喪服を着るときは、突然です。

そのために、喪服一式は、小物類を含めて、一つにしておくのも、備えの一つです。

嵯峨乃やでは、着物一式が入るように、そのサイズの、総桐製衣装ケースをご用意いたしております。

 

せっかくお持ちの着物を、気持ちよく着ていただくために、着物の保管には、お気を付けいただきたく思います。

 

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11

2月

2012

汚れ落とし

  before                                      after

着物を着用されると、化粧品などで、汚れが付くときがあります。それは、決して、着方が悪いということではありません。衣類を着用されると、多少の汚れがつくことは、仕方のないことです。

 

写真のような、ファンデーションなどの汚れは、油性の薬品で汚れを落とします。

ご家庭では、ベンジンなどを使って、丁寧に、少しずつ、はがすように、汚れを落とします。そのあとは、水で洗い流して、ゆっくり水分を弾くように、乾かします。

 

作業は丁寧に、慌てないで、行います。

染料が抜けたり、輪ジミになったりする可能性がありますので、ご注意いただきたいことです。

 

ご家庭でも、汚れ落としは可能ですが、自信がなかったり、シミの箇所が多いときは、是非、ご相談ください。

お客様のお着物を、気持ちよく、次回着用することができるように、クリーニング・汚れ落としをさせていただきます。

 

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09

2月

2012

「ろ」と言います。

 

夏用の着物として、使われます。

 

絽は、織り方のことで、捩り織り(もじりおり)とか、搦め織り(からめおり)をした織物です。

 

経糸(たていと)が絡まって、左右によじれる中に、緯糸(よこいと)を通して織ります。そうすると、糸の間に隙間ができます。隙間ができることで、通気性のいい織物ができます。

 

着物は重ね着をしますので、少しでも空気の通る織り方をして、夏の着物にしています。

 

最近では、夏用の「絽」は、化繊で作られた着物が多いようです。

 

夏は、浴衣ですよね。暑いですものね。

ただ、礼装として着なければいけない留袖や喪服などに使われていますね。

 

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07

2月

2012

綸子

「りんず」です。

 

着物になる前の、白生地です。白い布生地ですから、この生地を染めて、着物にしていきます。

 

今までの、日記で言うと、後練、後染めの生地です。

つまり、生糸で織りあげた織物を、精錬(セリシンを取り除き)して、友禅染めや小紋染め、絞りや、無地染めなどをしていきます。

 

白生地は、縮緬(ちりめん)や、羽二重(はぶたえ)、綸子(りんず)などがありますが、織りの違いで、出来上がった織物の名前が違います。

 

綸子は、繻子織(しゅすおり)と言って、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で、地紋を作っていきます。

 

サテンと言うと、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?繻子織を英語表記すると、サテンです。

経糸を表面に出すことで、模様を作っていきます。

5本以上の縦糸を使って、一つの織り組織を構成しています。

 

綸子は、模様があるので、紋綸子(もんりんず)とも言います。

 

綸子は、薄い生地で、柔らかい質感があり、艶があり、滑らかなので、訪問着などの礼装用に使われます。

 

 

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06

2月

2012

背伏せ

「せぶせ」と言います。

 

着物には、仕立ての形態で、大きく、袷(あわせ)と単衣(ひとえ)という二種類の形状があります。

要は、裏生地がついているか、ついていないか、なのですが。

 

袷は、胴裏(どううら)や八掛(はっかけ)がついていて、二枚になっています。

単衣は、一枚の着物です。

 

着物は、肌襦袢や長襦袢など、重ねて着ますので、裏生地がついている袷などは、夏期などは、暑いですね。ですから、単衣の着物を着られたりします。

 

ただ、着物は、一枚の布を縫い合わせて、仕立てますので、縫い代が出来てしまいます。そこで、衿の裏には、衿裏(えりうら)と呼ばれる布をつけて隠します。背中は、背伏せと呼ばれる布で、隠します。

背伏せは、細長い布ですから、結構、手間がかかります。また、技術も要します。

 

最近、仕立てをさせていただいて、うまく、丁寧に、仕立てをしてくれて、ちょっと嬉しくなって、紹介してみました。(^^)

 

 

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05

2月

2012

塩麹

最近、流行っている「塩麹」(しおこうじ)を仕込んでみました。

 

岐阜県恵那市の明智の「マルコ醸造」さんで、生麹と塩をセットにして販売されています。  

1セット、735円です。

内容は、生麹 450g

    塩  130g   

                                                                                      です。

 

 

では、いよいよ仕込んでみます。

まず、麹を細かくほぐして、ボウルにいれ、塩を加えて、かき混ぜます。塩は、お好みでいいよ、と、おっしゃてましたが、ここは、レシピ通りに、行います。

 

そして、水、600ccを加えて、混ぜ合わせます。

 

そして、大きめのタッパーに移しかえて、

 

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04

2月

2012

着付け教室

いつもお世話になっている、中津川市にある着付け教室の「恵雅文化教室」さんで、「毎月月初めに、みんなで着物を着て、ランチに行きましょう」という授業があるので、のぞいてみました。

もちろん、すべて自分で着て、出かけるのです。

この日は、とても寒くて、雪が舞って、とても出かける日ではなかったので、着付けだけになり、授業の風景をちょっと撮らさせていただきました。

 

全身が映る大きな鏡の前で、お太鼓を作るところです。

 

先生は、「お太鼓が基本、でも、一番難しいのよ。お太鼓で、始まり、お太鼓で終わる、と言っても、過言ではないのよ。」と、言いながら、丁寧に、教えられていました。

 

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03

2月

2012

置賜紬

「おいたまつむぎ」

山形県の置賜地方で生産される紬の総称です。

 

紬(つむぎ)とは、紬糸(つむぎいと)を、経糸(たていと)か、緯糸(よこいと)か、あるいは両方に使って、織り上げた織物です。有名なのは、大島紬などでしょうか。

本繭と呼ばれる繭とは、少し劣る繭から紡いだ紬糸を使って、織ります。節があったり、糸が均一でなかったりするため、表面にこぶができたりして独特の風合いを持つ織物です。

 

置賜地方とは、米沢、長井、白鷹で、織物の産地です。米沢は、「米沢琉球紬」と言って、略して米琉(よねりゅう)と呼ばれています。長井は、「長井紬」、白鷹は、「白鷹紬」、「白鷹御召」と呼ばれています。

 

私は、以前、この地方に半年ほど通ったことがあるのですが、雪が降る時期は、豪雪となります。また、山間部のとてもいいところです。

 

米沢というと、江戸時代の米沢藩の第9代藩主である上杉鷹山(うえすぎようざん)が、藩の窮状を立て直すために、倹約と、産業の振興を奨めて改革を行なったことは、有名で、アメリカのクリントン元大統領も、最も尊敬する日本人と言っていましたね。

 

その上杉鷹山が、奨めた産業振興の中の一つに、織物があったわけです。養蚕から紡績、織物まで、この置賜地方で行い、見事に特産物を作ったのですね。

「衣」からは、外れますが、米沢で有名な「錦鯉」、この養殖も上杉鷹山の時代からの産業ですね。

 

一人の藩主の改革から、現代につながる特産物の出現、そして、日本の文化を形作ることになる。悠久のロマンを感じます。

 

改革は、こうでなくっちゃ!

あれ、オチは、そこ?  (^^ゞ。

 

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02

2月

2012

セリシン

織物、染物の用語に、先練、後練や先染、後染という言葉があり、どういう意味なんだろうと、ずっと、思っていました。

 

先練(さきねり)、後練(あとねり)とは、絹の糸を織物にする前に(要は、生糸を)、精錬するか、織物にしてから精錬するか、ということです。

 

精錬とは、洗うことですが、その意味が、よくわからなかったのです。

 

訳が分からず、調べていると、すごい研究がすすめられていることが分かりました。

 

繭は蚕が蛹になる際に、フィブロインという繊維状のタンパク質を、セリシンという水溶性のタンパク質で、くっつけながら吐糸することによって形作られています。繭のフィブロインとセリシンの構成比率は、だいたい、75:25です。


フィブロイン、セリシンともに18種類のアミノ酸から構成されており、例えば、フィブロインには、「グリシン」、「アラニン」というアミノ酸が多く含まれ、セリシンには、「セリン」というアミノ酸が大変多く含まれているという特徴があります。

 

そのセリシンのアミノ酸組成は、人間の肌の天然保湿因子(NMF)とよく似ているため、肌への効果的な作用が期待されているそうです。

また、グリシンとアラニンは、肌のコラーゲンに重要なアミノ酸だそうです。


通常、絹糸と呼ばれているのは、このフィブロインだけを抽出し、精錬したもので、独特の光沢のある絹糸は、フィブロインの特徴です。

 

セリシンをつけたままの糸(生糸)で絹織物を作ると光沢のない固い肌触りになってしまうため、セリシンはこれまで絹糸を加工する過程(精練)で洗い落としていました。

それが、先練した絹糸。

 

また、セリシンは、染料の定着を阻みます。そのため、生糸からつくった織物は、セリシンを洗い流さなくてはなりません。それが、後練。

 

先練の生地は、一般的ですが、後練の生地の代表的な織物は、縮緬(ちりめん)です。それはそれなりに、いいもので、精錬が先であろうと、後であろうと、セリシンは、洗い流さなければならないようです。

 

ただ、人間の肌に効果的な物質というと、ちょっと興味がわいてきます。セリシンを介した、衣類と美容の関係…なんて、楽しいですね。

 

染色の歴史は、このセリシンの研究に尽きると言っても過言ではないそうです。

 

なんとなく、ぼやっと、わかってきました。

が、なんとも、奥の深い研究のようです。この日記の中では、なかなか書けないことですが、わかったことが嬉しくて、ちょっと書いてみようと思い立ちました。

 

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01

2月

2012

衿幅

着物の衿(えり)の幅には、三種類の幅があります。

 

 

呼び名は、広衿(ひろえり)、撥衿(ばちえり)、棒衿(ぼうえり)です。

 

 

広衿は、名前のとおり、幅の広い衿です。幅の寸法は、約2寸( 約7.5cm)。2寸幅の布のことです。着付けするときに、二つ折りにします。幅をもたせることで、胸元にボリュームをつけることができます。

 

 

撥襟は、初めから二つ折りになっていて、首の後の幅が、約1寸5分(約5.5

cm)、衿先(胸の方になる部分)の幅が、約2寸。と、三味線の撥(ばち)のような形になっているので、撥衿と呼ばれています。

着付けの時は、簡単そうですね。

 

 

棒衿は、全部同じ幅の襟です。幅は、約1寸5分、です。この衿も、折らずに、そのまま着付けることができますね。

 

 

用途や、着物によって、衿幅も変わってきますが、

一般的には、広幅は、女性の着物に、

長襦袢などは、撥襟に、

男性の長着は、棒衿に、仕立てます。

 

 

ちょっと、覚えておくと、便利かも…

 

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31

1月

2012

国体スピードスケート

岐阜県恵那市の武並町にあるクリスタルパークにて、1月28日〜31日に開催されました。恐らく、次は47年後にしか見られないでしょうから、せっかく家からも近くなので、応援に行ってきました。

 

クリスタルパークまでは、車で行くのが普通ですが、車両通行規制があり、歩いていってみることにしました。

約30分で到着。

案外、歩けて、思ったほど遠くなかった。

 

到着すると。

お祭りのような人人。武並にこんなに人が集まるなんて、すごい!!

 

スピードスケートを実際に見るのは初めてだったので、しばらくリンクの柵でずっと見ていました。

 

競技が始まると、面白いんです。

 

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30

1月

2012

新年会

今回は、まったく個人的ですみません。m(_ _)m

先日、自治会の新年会がありました。

少しだけ、ご紹介をさせていただきます。

 

 

毎月一回、班会として、自治会の方々と小難しい会合をさせていただいているのですが、毎年1月の班会だけは、懇親会をしています。

昨年から、代替わりをしようということで、若衆も参加しての大新年会を催しました。

 

小難しい班会をしたあと、鈴木さんの「乾杯」の発声で開会いたしました。

 

 

まず、始めは、恒例の山田さんの余興からです。

どじょうすくい

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28

1月

2012

カビのシミ

昨日、お客様と話していました。

ある美容室の先生です。

 

その先生の依頼で、とても残念なところにあったカビのシミをうまく目立たないようにさせていただいて、美容室のお客様に喜んでいただいたことがあった美容室の先生との会話です。

 

「カビのついたシミはもう取れないと思っていらっしゃる方が多いのよね。でも、あの着物のシミは取れたから、私、自信持って、一度相談してみたら?と、勧めているのよ。」と。

大変ありがたいお言葉でした。

 

ただ、実際のところ、カビのシミをすべて取り除くというのは、生地を傷めたり、染料が抜けたりしてしまいますので、不可能です。

その着物も、よく見ると、というか、近づいて、拡大して、目を凝らして見ると、少しシミが残っています。

 

先生もそれをご存知なので、もう一度伝えると。

「それはわかっているけど、着れないと思っていた着物が、着れるようになったんだから、あれで十分なのよ。」と。

 

私たちの感覚と少し違いがあるんです。

完璧にしないと申し訳ないと思っているこちらと、お客様は、案外そこまでお求めになられていないこと、のギャップです。

 

「もし、シミが取れなかったら、目立たないようにごまかしてもいいですか?」と、私は聞くことがあるのですが、たいていは、ご了承をいただき、納品の時は、「これで、着れるようになったわ。」と、喜んでくださいます。

 

完璧ではないですが、着ることができるようになる、ことのほうが重要で、改めて、お客様のニーズを知ることができました。

 

カビシミは、たいへんにショッキングな出来事ではありますが、一度、ご相談をいただければと思います。

どこまで、求めておられるかを、よく聞かせていただいたうえで、対処させていただきます。

もちろん、金額なども含めたご要望とともにです。

 

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27

1月

2012

京都・修学院

先日、お客様から電話がありました。

クリーニングのご依頼は、たいてい電話ですので、期待していたのですが、これが、先日から配っている「かわら版」のことでした。

よく聞いてみると、「この前、嵯峨乃やさんが置いていった紙を見て。無尽で、京都に行ってみようとの話になったんだけれど、どうすればいい?」との内容でした。そして、「修学院離宮へ行ってみたい。」とのことでした。

 

ご依頼は、なんでもやります。にわか、旅行社になりました。

と言っても、ご提案だけで、手配はお客様にやってもらうしかないのですが。(^^ゞ。

 

修学院には、高校時代の友人の実家があり、ちょいちょい遊びには行っていたのですが、数十年前のことなので、今、どうなっているのか。少し不安はありますが、調べてみて、半日くらいならここがいいのかも、と思いました。

 

有名な観光スポットだけでも、お伝えします。

 

修学院離宮 (しゅがくいんりきゅう)

17世紀中頃に後水尾上皇の指示で造営された。天皇家の別荘です。王朝文化の美意識の到達点を示すものとなっています。

ここは、宮内庁管轄で、簡単には入れませんが、手続きをきちんととれば、無料で、しかも案内付きで入れます。

参観要領はここです。

 

曼殊院 (まんしゅいん)

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25

1月

2012

着物の撥水加工

着物の撥水加工についてです。

 

着物にそういう加工をすると、水が玉のように弾いて、着物に染み込まなくなるので、加工をされている方が多いですね。

着物を大切に着ていただけるので、とてもいいことだと思います。

 

撥水加工は、簡単に言うと、絹の繊維の隙間に樹脂を染み込ませて、撥水させる加工です。(いろんな会社で様々に特徴を出されてされているので、あえて商品名や会社名は出しませんが…)

ちなみに、防水加工は、生地の表面に防水樹脂を塗工することです。ちょっと、着物がごわつきます。

 

撥水加工をすると、雨の日など天候が悪いときは、とてもいいです。

が、少々欠点があります。温度の高い水分には弱いです。特に、食事時のスープや紅茶、コーヒーなどです。生地に染み込んでしまいます。

気を付けていただきたいことです。

 

着物の生地に染み込むということは、当然シミになります。そのままで放置するとカビも生えます。

ここに、落とし穴があるのかもしれません。

撥水加工をしているから安心とは、言い難く、何もしないで、片付けをして、何もしないで数年間置いておくと、撥水加工をしていない着物と同じようになってしまいます。

 

撥水加工を過信しないで、数年間着ない可能性がある方は、着物をクリーニングして、片付けていただきたいのです。

 

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24

1月

2012

襟のシミ

これは、女性の化粧でついた襟のシミです。

あごやほほが、襟にちょうどあたる部分に、線になって付着します。

 

シミの成分で、シミの取り方は変わります。

簡単に言うと、水溶性の成分のシミは水で、油性の成分のシミは油で、落とします。

ということは、化粧品は、油性ですから、油を使うわけです。

私たちは、様々な薬品がありますから、一概には何を使うと言えませんが、一般のご家庭ならば、ベンジンを使って落とすのが、最適だと思います。

 

簡単に説明しますと、ご家庭でされる時は、丁寧に時間をかけて、綿棒か何かで、少しずつ、はがすように取っていきます。そして、取れたあとは、水で洗い流し、丁寧に乾かします。

簡単そうですが、手間と、技術が少々、必要です。

輪ジミになったり、地色が落ちたりする可能性がありますので、気を付けてください。

 

一番避けていただきたいのは、水で拭いて、そのまま片付けてしまうことです。濡らすと、シミが見えなくなって、取れたような状態になります。

それは決して取れてはいません。

また、水分が残っていると、カビの原因にもなります。

とても危険です。

また、最近の化粧品には、様々な成分で作られていますので、ベンジンだけでは、取れないかもしれません。

 

そのまま放置して、こびりついて、着物を台無しにされたり、カビの原因を作って、ちょうど、顔の下にある襟元がカビだらけというのも、残念です。

 

是非、私ども専門家にご相談ください。

 

 

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23

1月

2012

着尺模様

「きじゃくもよう」と呼びます。

 

「着尺」とは普通の着物を仕立てるのに必要な長さの生地のことを言います。「着尺模様」とは、その反物全体に小花柄や扇面、縞、格子などといった一連のパターンが繰り返し模様付けされていることを言います。

一般に小紋(こもん)という着物です。

 

以前に、「絵羽模様」のことを書きましたが、小紋、つまり着尺模様の着物は、柄が縫い目を越えてつながっていなく、また、上下も関係ない柄になっています。

 

着物としては、礼装ではありませんので、普段着として、遊び着として、誰でも、気楽に、このような着物を選んで着ることができます。

 

気軽に楽しむ着物なら、小紋です。

家庭でも洗える着物(要は、化繊でできた着物ですが)なども最近はたくさん販売されていますので、ちょっとしたオシャレをしてみるのもいかがでしょうか。

 

なんて言いますと、私の仕事がなくなってしまいますか…(^^ゞ。

 

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22

1月

2012

八掛

「はっかけ」です。

着物の裏に付ける布のことです。呼び方は、占いに出てきそうですね。

意味は、単に、八枚に裁断して、取り付けるので、「八掛」です。

 

袷(あわせ)の着物に付けます。

袷とは、表のほか、裏に生地がついていて、二枚の布で出来ている着物のことです。一枚の布で出来ている着物は、単衣(ひとえ)と言います。

 

裏の布は、大半が、胴裏と呼ばれる布生地で、表から少し見える部分に、八掛を付けます。着物の裾の方に付けるので、「すそまわし」とも呼ばれます。

 

着物の裾の方ですから、身頃(前・後)、衽、襟先、袖に付けるのですね。

左右ありますから、これでいくと、十枚の布が必要です。でも、八掛です。昔は、袖口には付けていなかったんですね。

 

八掛は、裏生地ですから、見えないので、なんでもいいと言えば、いいのですが、八掛は、究極のオシャレグッズです。

 

表から、ほんの数ミリしか見えない布にこだわる方もいるのです。

ちらっとしか見えない、見えるかどうかわからない、脱がないと見えない、ここにオシャレがあります。

 

下着にこだわると同じでしょうか。友人(男性)が、下着を買うのに、「なんでもいいものなのに、柄を選んでしまうんだよね。」と言っていたことを思い出します。

男性でさえ、こうなのに、着物を着る女性なら、なおさらです。

 

ただ、あんまり奇抜なのも、合いません。着物の柄に使われている色を使うと、定説があるようです。

 

多少の手間はかかりますが、八掛を変えることも可能です。ちらっとしか見えないオシャレを、先進的な感覚で、素敵に変えるのも、着物の楽しみの一つです。

 

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21

1月

2012

かわら版

お客様に何かお役立ち情報を提供したいとずっと、考えておりました。

私にできることはなんだろうと…

 

のんきに過ごしてきて、これといった趣味もないし、ましてや、お客様にお役に立てるものなんてないし…なかなか、進みませんでした。

 

すると、ちょっときっかけがありました。

 

30年前にもなる高校の先輩と電話で話す機会がありました。その方とは、一緒に下宿しており、当然その時の話になり、京都を思い出させてくれました。

積もる話は尽きず、電話では足りず、今度会いたいと思ったのですが…

 

あと、ニュースレターと称して、定期的に ダイレクトメールを送ってくる建設会社の郵送物を目にしたこと。妻は、送ってこないように連絡したいと言ったのですが、私は、郵送物の内容よりもその建設会社の姿勢に感動しました。私が、建設会社さんの社名を覚えるのに時間はかかりませんでした。

 

そうかぁ、「岐阜の方に京都を紹介することができる」「気づいたときに思い出していただける刊行紙を作ることができる」と。

何もないと思っていた自分に、出来ることがある。

背中を押していただきました。

 

題名を「kimono-saganoyaドットコム東濃版」として、手渡しのお手紙を作りました。

まだまだ、誠に幼稚な内容ですが、充実させていきたいと思います。

 

 

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20

1月

2012

角隠し

「つのかくし」。

文金高島田(ぶんきんたかしまだ)という髪型につける、白い布のことです。

 

文金高島田とは、花嫁が白無垢打掛を着る際の代表的な日本髪です。未婚女性の代表的な髪型で、髷(まげ)を一回縛る島田髷の、髷の根を上げて髷を高くし、額の方へ前に出した髪の結い方で、上品で優雅な髪型とされています。

 

つまり、結婚の時に結う髪型ですね。その髪に付ける布ですが、ご存知のとおり、「角隠し」なんていう名前が付いています。

 

様々な由来があるようですが、一般的には、女性の角、ですよね。「女性は、嫉妬に狂うと角が生えて、鬼になる。」という由来が、面白いところです。女性が鬼になるのを防ぐおまじない として、この布を婚礼の時に付けます。

 

夢枕獏という方が書いた小説に、「陰陽師」という物語があるのですが、その中に、生成り(なまなり)という、姫が登場します。

まさに、嫉妬に狂った姫が、鬼になる前の姿で、恋人に襲いかかります。人でもなく、鬼でもない姿で…。

 

昔から、女性の嫉妬は、恐ろしかったのでしょうか…。

 

いやいや、女性に焦点があたっていますが、では、男性は、といいますと。男性の嫉妬は、タチが悪いですよね。当事者だけでなく、鬼になるくらいのものではなく、一国をも巻き込む、戦争にと発展した例もありますから、男性の嫉妬の方が、恐ろしいですよ。

女性の嫉妬は、可愛いものです。男性の嫉妬は、タチが悪い。

 

何を書いているんだか、わからなくなってきましたが…

角隠しは、婚礼衣装、婚礼の着物には、重要なアイテムですね。(^^ゞ。

 

 

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19

1月

2012

白無垢

「しろむく」です。

結婚式には、やはりこれですね。最近は、チャペルでの挙式が多いので、着る方が、減っては来ているようですが、こういう和風庭園には、合いますね。

 

挙式がチャペルだから着ない、とおっしゃる方も多いですが、一生に一度しか着れない「白無垢」を、あえて着ないのは、もったいないです。

当日は、ドレスであっても、前撮りで写真にだけでも撮っておいたり、教会式にしなくても人前式という形で「白無垢」を着たりと、いろいろ方法はあります。是非… 

と、そういう挙式のことは結婚式場の関係の方々に任せておいて、着物講座を続けます…(^^)。

 

「白無垢」ですから、すべて、「白」い着物であるということです。

当たり前ですが…

「白無垢」は、打掛という着物と、掛下という着物を着ます。

 

打掛(うちかけ)は、一番上に着る着物で、中の着物より少し丈が長くて、「ふき」と呼ばれる綿を入れた部分があります。着物をおはしょりしないで、引きずった状態で、着物を着るために、少し重くして、足にまとわりつかないようにするためです。

 

掛下は、打掛の下に着るので、「かけした」と呼ばれています。形は、振袖のように、袖丈は、長いです。帯は、掛下帯といって、袋帯より少し短くて、少し細い帯になっており、結びやすくて、 文庫結びをします。

 

頭には、綿帽子や、角隠し。

 

それが、すべて、真っ白ということですね。

白無垢ですので、刺繍は、銀糸や金糸を使った刺繍です。

 

時代の流れの中で、八掛やふきの部分を赤い布にして、可愛らしい、かつ、清楚な打掛もありますが、純白は、何にも染まっていない無垢な女性の姿を神聖なものにしますね。

 

汚れなき、女性の美を着飾れる着物だと思います。

 

 

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18

1月

2012

棟上げ

先日、1月13日に、長男が建てる家の棟上げがありました。

すみません、誠に個人的な、そして記録をかねて、日記を少々…

 

 

建坪は、25坪程度の小さな家なのですが、骨組みだけを見ると、結構大きく、立派に見えます。

 

 

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16

1月

2012

呉服

呉服屋さん、とか、呉服店、といいますね。呉服というと、つい、着物のことを思い出しますね。

 

「ごふく」という読み方のほか、「くれはとり」という呼び方もあるそうです。「くれ」、呉(中国の呉の国、三国志に出てきますね、南方の肥沃で裕福な地域です。) の、「はとり」、機織りもの(織りもの、反物)という意味だそうです。

 

着物の形になっているものではなく、写真のような反物のことなんですね。

呉服店は、仕立てる前の布を売っていることから、着物店ではなく、呉服店と呼ばれていたのかも…。正しい呼び方です。

 

ただ、呉服屋さんでは、着物の形になった着物(仮絵羽)も販売していますね。前の記事に書きましたが、絵羽模様の着物は、絵柄を合わせていかないと、美しい着物になりません。販売する前に、仮仕立てをして(絵羽にして)、販売したら、きちんと仕立てをし直して、納品するのです。

 

ややこしいですが、着物になっていない布を販売しているお店だから、「呉服店」という呼び方は、やはり正しいんだなぁ…。

 

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15

1月

2012

足袋

「たび」です。

 

調べてみると、

「文献上は11世紀ごろに「足袋」の記載が見られるが現在の足袋と同様の物であるかは不明で、発音も「たび」と呼ばれていたのかは分からない。明確な起源は分かっていないが、平安時代の貴族が履いていた下沓(しとうず)と呼ばれる靴下か、当時の猟師が履いていたとされる皮製の靴下が源流であると考えられている。初期の足袋は足首部分に紐が縫い付けてあり、紐を結ぶことで脱げ落ちないように留めていた。」

と、Wikipediaにありました。

 

見慣れているせいか、着物と言えば、足元は足袋ですよね。

どんなに寒くても、暑くても、草履と足袋という姿になりますよね。あっ、夏の浴衣は、素足か…(^^ゞ。

 

私の若い頃に、女性が、袴でブーツを履くという方がおられて、「ハイカラさん」なんて呼ばれてました。

先日、振袖にハイヒールの方がおられて、思わず、写真に撮ってしまいました。ファッションって変わっていくなあと思っています。

 

今は、白い足袋だけじゃなくて、花柄や、ワンポイントの柄が入っていたりして、オシャレな足袋が販売されているようです。 

 

進化していく着物姿が気になって仕方がない今日この頃です。(^^)

 

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14

1月

2012

帯揚げ

「おびあげ」です。

帯の上で結んである布です。

写真では、水色の布です。キティーちゃんのリボンのようですね。とても可愛く結んでますね。

 

帯揚げは、帯枕(帯の結び目の形を整えるために使う小物)がずれたり、落ちたりしないように固定するための補助布です。

 

帯の中に入れこんでしまえば、見えなくすることも可能ですが、あえて見せて、着物着付けの一部になっていますね。

 

正面から見たときに「入」という字に見えるように、帯揚げを納める方法は、独身の女性しかできないといわれています。

 

 

襟元や、帯や、帯締め同様に、正面のいい位置にありますから、オシャレのポイントですね。

いろんなアクセサリーをつけるオシャレも増えてきているようです。

 

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13

1月

2012

着物補正実習中

昨日、お得意先様の着付け教室様に行ったら、着物の下着補正の実習中でした。

またもや、私の写真攻撃が始まってしまいました。

 

下着ですから、男性の私は、入り込めない領域ですよね。

秘密の部分といいますか…(^^ゞ。

その分、興味津々で、見させていただきました。

 

着物が似合う体型って、どういう方か?といいますと、寸胴型なんですね。

凹凸が少ない、要は、グラマーじゃない体型です。(グラマーなんて、また、古い言葉を使ってしまいましたが…)

 

胸のふくらみや腰のくびれなど、人間はどんな方でも、寸胴なんて方はいらっしゃらないです。

その補正のために、綿を使って形を整え、ガーゼで包み、縫い合わせて、補正下着を作るんですね。

 

教室の方は、「花嫁用だから、練習下着よ。」とおっしゃってましたが、自分に合わせた補正下着を作っておけば、着付けの時、楽ですよね。もちろん、補正下着は、販売もされてます。

自分で作ると、手間はかかるし面倒ですが、作り方を知っておけば、自分にあったものが使えるんですね。

 

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12

1月

2012

薪ストーブ

先日、薪ストーブのあるお客様のところでのお話し。

 

その薪ストーブは、よく陽が入る部屋に置いてあったのですが、なんともほっこりして、いいのです。「何やってるの!」と言われながら、写真を撮らせていただきました。

 

決して、薪ストーブの営業をしているわけではありませんが、ちょっと、羨ましく、こんな生活をしてみたいと思ってしまいました。

 

設置には、熱にやられないように、背面や床は、煉瓦やタイルを貼って、もちろん煙突もつけて、と、相当、費用もかかるようですね。(^^ゞ。

また、薪も自分で、準備しなければならないし、そのお客様は、薪割り機を持っておられるようで、その作業もたいへんなようです。

 

たいへんな思いをした結果、こんな素敵な生活ができる。

 

つい、煙突がついているおうちに憧れ、薪のパチパチ燃える音にやすらぎを求め、一足飛びに、羨ましいと思ってしまいますが…。

 

でも、でも、とっても素敵で、一時の間、たいへんにいい思いをさせていただきました。

 

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11

1月

2012

絞り染め

「しぼりぞめ」。

布の一部を縛るなどの方法で圧力をかけて、染料が染み込まないようにすることで、模様を作り出す模様染めの技法の一つです。

一般に「絞り」と、略されてよばれています。

 

絞り染めでは布の一部を、糸で縛ったり、縫い締めたり、折る、などをして、圧力をかけた状態で布を染めます。

圧力のかかった部分に染料が染み込まないようにして、模様が作られます。

 

布に圧力をかける(縛ったりすること)作業は、括り(くくり)と呼ばれています。

 

着物の出来上がりは、凹凸があって、触った感じがボコボコしていて、ふわっとした感じがとてもいいですね。

 

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10

1月

2012

帯締め

帯締め(おびじめ)は、女性の和服の着付けでしか使わない小物です。

帯は、この帯締めで緩まないように、固定されています。

 

 

基本的な使い方は、帯を結んだ「お太鼓結び」の背中の部分(お太鼓の垂れで作った輪の下)に通して前へ渡し、帯正面に「駒結び」などの結び方で固く結びます。

 

帯の上に一本線が渡るように締めるのですが、正面から見た紐の高さは、年齢や着こなしによって整える位置を変えます。少し下気味に整えると年配、上気味に整えると若い年代です。

 

余った左右の紐の端は、脇辺りに収め、慶事の時は下から上へ、忌事の時は上から下へ差し込みます。

 

この帯締めも、オシャレのひとつです。

単なる紐ですが、帯に合った色や、結び方、紐にいろんなアクセサリーや小物を付けることだってできます。

 

着付け教室で、この帯締めを自分で作れるように、組紐実習も一緒にされている教室があります。着付けと共に重要なアイテムです。

 

最近は、携帯電話のストラップもおとなしくなりましたが、一時は携帯よりストラップの方が重かったり、何個もストラップを付けることが流行りましたが、この帯締めもひょっとして、そんな流行りが来るかもしれません。(^_^)

 

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09

1月

2012

祝 成人の日

今日は成人の日ですね。

新成人の方々たいへんにおめでとうございます。

 

私の住まいのある岐阜県恵那市では、一日早く、1月8日に成人式が行われました。

 

天気も良く、文字通り晴れやかな日となりました。

皆さんは、とびきり素敵な笑顔で、会場に集っておられました。

 

私は、若いパワーに圧倒されながら、素敵な笑顔と、晴れやかな着物をカメラに収めさせていただくことができました。

 

振袖って、いいな。

それぞれに、それぞれの表現で、成人の日を祝っておられました。

 

嵯峨乃やのアルバムにて、掲載しました。

プリントもできますので、記念にしてください。

 

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08

1月

2012

着物の非常に重要な部分ですね。

合わせたところが左右で揃っていなければおかしいし、中心もずれているとおかしいです。

そして、顔のすぐ下の部分ですから、変だと目立ちます。

 

と、ポジティブなことを書きましたが、目立つからこそ、オシャレもたくさんできる部分です。

 

襦袢には、付け襟をつけます。見える部分だけ、布をつけるのです。刺繍の入った襟やいろんな色で、首元のおしゃれをします。

 

その付け襟の重ね合わせる上の部分(着物と付け襟の間)には、伊達襟を、着物に縫いつけて、重ね合わせます。写真のように、重ね合わせた襟は、重ね衿とも呼ばれています。

色をコーディネートして、かわいく、オシャレに着こなしましょう。

伊達襟は、フリルの付いた襟や、ふわふわの毛が付いた襟などもあります。

 

帯が、立体的なオシャレなら、襟は平面的なオシャレです。

付け襟や伊達襟を変えることで、ひとつの着物で、いくつもの着こなしができます。

 

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07

1月

2012

帯の種類としては、大きくは、袋帯・名古屋帯です。

 

 

袋帯は、袋状に織り裏地には色糸が通らない織り方と、表地と裏地を別々に織ってあとで縫い合わせたものがあります。

既婚女性の二重太鼓や若い女性の振袖に似合う変わり結びなど、華やかな帯結びを楽しむことができます。

礼装用には、袋帯です。留袖や振袖、婚礼衣装などは袋帯ですね。

 

名古屋帯は、織りや染めで帯の種類の違いはあれ、仕立て方です。大正時代に、名古屋の裁縫学校の先生が考え出したもので、名古屋仕立てといい、軽快で締めやすく,布地も少なくてすみ経済的な帯です。

カジュアルな着物などは名古屋帯と言われていますが、お太鼓が作りやすい帯ですので、喪服用に使われることもあります。

 

 

さて、結び方です。

大きな分け方をすれば、お太鼓系、文庫系です。

 

これが、太鼓結び。清楚な着物でよく見ますね。

 

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06

1月

2012

襦袢

襦袢には、大きく分けると、肌襦袢と長襦袢があります。

着物の下に着ますので、下着ですから、男の私では、説明しにくいところがありますが、クリーニングは、長襦袢も承っていますので、そのところを少し…。

 

着物の着付けは、肌襦袢を着て、長襦袢、着物と着ていきます。長襦袢は、半下着といったところでしょうか。長襦袢は、着物と同じ形になっています。

ということは、重ね着をしていくということです。

 

ここで、私の以前の笑い話。

私が、着物のことを相談する相手はたいてい京都にいる実家の母なのですが、以前に仕立ての仕事を請けてやっているとき、「長襦袢と一緒に仕立てしないと合わなくなるよ。」と、母に言われました。ハッと気づきました。「やばい、寸法はどうなっているんだろう?」と。

幸い、そのお客様は、持っておられる着物と同じ寸法でとのご依頼だったので、事なきを得ましたが、はじめの頃は、たいへん無知で、恥ずかしくなります。

 

具体的に言うと、着物ごとに襦袢を持っていらっしゃる方は、問題ありませんが、人からもらった着物があるとか、襦袢をいろんな着物と組み合わせることをされるときが、要注意です。

寸法が、全て同じなら大丈夫ですが、重ね着をするということは、袖も重ねるということで、着物より襦袢が大きかったり、あまりにも小さかったりすると、格好が悪くなっていしまいます。スッキリ着たいですよね。

 

重ね着ですから、寸法で重要なのは、裄と袖丈です。

裄は、肩幅と、袖幅にわけて言いますと、肩幅は、着物と同じ寸法。袖幅は、2分(約7.6ミリ) 程度は、襦袢の方が、短めがいいです。

袖丈も2分程度襦袢の方が短めがいいです。

 

少々、着物より長い袖丈の襦袢は、着ることができるかもしれませんが、袖幅が着物より長い 襦袢は、着ることができなくなります。

私の懇意にしている美容師さんも、着付けの時に、「たまに、寸法の合わない着物と襦袢を持ってこられる方がいらっしゃるのよね〜。」とおっしゃってました。

 

襦袢なら、寸法は、調整することが出来るかもしれません。着れなくなると、言う前に是非、ご相談ください。

 

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05

1月

2012

成人式

来週は成人の日ですね。

私たちの時代は、1月15日でしたが、1月の第2月曜日と定められてからは、しっかりとカレンダーを見ておかなければ、うっかりしてしまいます。

 

昨日、お得意先様に訪問したら、大忙しで、準備をされておられました。今年は、早い日程で、成人式をされるのです。ちなみに、私が住んでいる岐阜県恵那市は、1月8日に行われます。それも、市内全域の成人者対象にしてです。

 

当日は、もちろん撮影に行かせていただきます。

邪魔をしないように…(^^ゞ。

写真の掲載は、後日お楽しみに…

 

ところで、成人式というのは、「冠婚葬祭」で、「冠」のことですね。

冠婚葬祭とは、人が生まれてから亡くなり、その後に行われるものまで含めた家族的な催し物の全般を指す言葉です。

 

人生の節目の中で、冠を戴く年齢、昔では元服と言われていました。元服は、15歳ですから、現代より少し早めです。

年齢はさておき、立派な社会人として、認められる式典が、「冠」、つまり、成人式と言えるわけですね。

 

素晴らしい青年の方々の誕生です。

心して、お祝い申し上げたいです。

 

 

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04

1月

2012

「おくみ」と読みます。

着物の用語は、読めないし、意味がわかりづらいですね。

 

着物は、一枚の布が切り取られてパーツになってできていると以前書きましたが、そのパーツの一つが「衽」です。

着物の前、左右、についています。

 

大昔は、「衽」がなく、身頃(着物の本体の部分)だけだったようです。調べてみると、戦国時代ぐらいに出現しているらしい。

 

この「衽」がうまれたことで、着物の横幅がとれ、着物が着やすくなり、美しい着物姿に着付けができるようになりました。

 

補完的なパーツですが、かつ、大変重要なパーツです。

 

ただ、この「衽」がついていることで、着物がとてもたたみにくいのです。着物をたたんだ経験のある方は、わかると思いますが、細長いこの「衽」がとってもジャマになってしまうんです。

 

たたみ方は、裾から、左右の「衽」をあわせて、先にたたんでしまうのですが、つい見頃の両端をあわせてしまいそうになります。

 

なかなか、言葉でうまく表現ができません… すみません…。

 

 

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02

1月

2012

付下げ

「つけさげ」と読みます。

 

あえて、難しいタイトルに挑戦いたします。

絵柄のある着物には、訪問着、小紋という種類があります。その中間と言っていい着物が「付下げ」です。

 

付下げは、昭和の戦後に新しく生まれた着物です。訪問着より豪奢ではなく、小紋より、より手がかかる着物です。(訪問着、小紋は後日書こうと思っています。)

 

戦後、日本が復興していく過程で、贅沢ではなく、また、技術の進歩を着物制作に表した着物であると言えるかもしれません。

 

定義をすれば、

①反物(着物の形にせず、一枚の布で販売している)で売る。

②絵柄が派手ではない。

③家紋をつけない。

というぐらいでしょうか。

 

①絵羽模様にして、着物を販売すると、仕立てや、その手直しに手間や、時間がかかり、結局高価になってしまいます。それを避けるために、絵羽模様になっていない着物を販売することで、着物の価格は下がるのです。が、今は、技術の進歩で、絵羽模様に仮縫い(これを仮絵羽といいますが)をしなくても、ピッタリ絵柄が合うので、安価に着物を作ることができます。

 

②訪問着に比べると、派手ではない着物が多いです。絵柄の派手、おとなしさで、付下げの定義になっているのかもしれません。

 

③家紋をつけるのは、留袖のような礼装ですので、訪問着同様礼服ではない着物です。

 

このように見ていくと、訪問着と付下げの違いは、何?ということになってしまいます。

これは大変難しい、のです。

私は、お客様が「付下げ」と言われれば、付下げとして、着物を受け取り、「訪問着」と言われれば、訪問着として、着物を受け取っています。

 

技術の進歩は本当にすごいもので、着物の種類をわからなくしています。そう思うと、戦後の復興の中で生まれた「付下げ」は、新しい言葉だったのかもしれません。

そう思うと、着物の種類に新たな言葉が生まれていく可能性も今後あるのです。

 

それには、たくさんの方に着物を着ていただいて、生活を楽しんでいただく、ことが、着物文化をまた新たに作っていくことだと思います。

 

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01

1月

2011

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 

日本の伝統の「衣」を大切にしたい。着物文化を守っていきたい。

そんな思いで、今年一年皆様との交流をしていきたいと思っています。

 

着物の保管に困ったら、「嵯峨乃や」に声をかけていただける、信頼される自分自身をつくってまいります。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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31

12月

2011

写真の練習中

デジカメの一眼を準備して、いろんな記事にしようと、只今練習中です。

写真は、たいへん奥深くて、デジカメは、すぐに確認ができるので、楽しく練習できています。まだまだ見せられる写真は撮れていませんが…

 

カメラは、デジイチ(デジタル一眼カメラ)では、入門機だそうで、手軽な感じです。

 

2012年の初日の出を撮ってみようと、連日、太陽の方向と絞りやシャッターを確認しています。

恥ずかしながら、今日の日の出を撮ってみましたが、堂々と投稿できる写真が撮れるのかしら、少々心配ですが、お役に立てる着物情報のために頑張りたいと思います。

 

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30

12月

2011

絵羽模様

「えばもよう」と読みます。

 

着物は、反物(一枚の布)に柄を描き、地色を染め、パーツに切って、それを着物に仕立てます。

 

一枚の布からパーツを切り取って、つなぎ合わせようとすると、つなぎ合わせる部分の絵柄は、縫いしろ部分や、着物全体の中のどの柄がどうなるのかを、よく設計した上で作らないと、柄が合わなくなります。

その柄が、つなぎ合わせの部分で合っていて、つなぎ合わせを越えて柄がつながっている模様のことを「絵羽模様」といいます。

 

着物をひろげて見ると、一枚のキャンパスに見立てて、絵柄が描かれている着物は、素敵ですね。

 

格の高い着物、留袖や訪問着、振袖などは、たいていこの絵羽模様になっています。

 

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29

12月

2011

留袖

「とめそで」。

既婚女性が着用する最も格の高い礼装です。

着物の格においては第一礼装であり、西洋のイブニングドレスに相当するものですね。

 

 現在、留袖と言われているのは、江戸時代の化政文化華やかな頃、江戸で芸者から流行が広がった江戸褄(えどづま)と呼ばれる下半身部にのみ模様の入った着物を指します。

そういえば、私が、千葉県の東総地方にいるとき、黒留袖のことを「えどづま」と呼んでおられたことを思い出しました。今の留袖の本当の名前は、「江戸妻」なのかもしれません。正しい呼び方だったんです。

 

ところで、留袖には、黒地色の「黒留袖」と、黒以外の地色の「色留袖」があります。

一般の方は、第一礼装は、黒で、色留袖は、準礼装と言えるかもしれません。ところが、宮中では、黒は喪の色とされているために、「色留袖」が、第一礼装になっています。

結婚式では、黒留袖を両親や親戚の方々が着ますね。

 

黒留袖は、の地模様のない縮緬を用い、裾に模様が入っており、背中と両袖、前胸元の合計5つの場所に家紋が入ります。

色留袖は、準礼装ですから、家紋は、5つに限らず、3つ紋、1つ紋などの数が少ないものもあります。

 

ちなみに、貸衣装の家紋は、五三桐(ごさんのきり)が入っています。桐の紋は、豊臣家が使ったもので、家紋がないものでも、家紋が持てて、出世できるという意味で、庶民の間に広がったと言われているからです。 

 

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28

12月

2011

友禅

江戸時代の絵画技師、宮崎友禅斎という人が広めた技法です。

 

でんぷん質(米製)やゴム製の防染剤を用いる手描きの染色を友禅と呼びます。絵柄の輪郭を、防染剤で保護し、その中を色挿しといって、色を入れていきます。防染剤ですから、色は混ざらないですね。防染剤と防染剤の間には一色の色が入り、細ければ細かいほど手間はかかりますが、いろんな色が入り、とても素敵な絵柄ができるわけです。

今では、型友禅といって、型を使って色挿しをする友禅が主流ですが、昔は、手描きで、防染剤でした。

 

その後、色を定着させるために、熱を加えます。蒸します。それから、布の染色となります。染色の時は、絵柄全体に防染剤を塗ります。柄と染色する部分が入り込んでいればいるほど細かい作業になりますね。

 

そして染色、いわゆる引き染めをし、熱で色の定着をさせ、 防染剤を水で洗い落とします。金沢の友禅流しは、この防染剤の洗い落としです。

 

この手間が、素敵な着物を作っているのですね。

 

宮崎友禅斎は、加賀出身で、京都で友禅を広めたあと、郷里に戻り、加賀で友禅をし続けていくことになったのです。

日本の三大友禅というと、京、加賀、東京ですが、東京友禅は、都会に文化が集まることで生まれた友禅です。

 

京友禅は上品で華やか、柔らかい色調であると、加賀友禅は 深みがあって豪奢な色調が基調となり、優雅で艶やかであると。東京友禅は都会的センスの洒落感が漂う作風が多いようです。

 

どこの友禅か、言われないとわからないですね。着物ですから、気に入った絵柄や着物の色が、その方の一番です。優劣はありませんね。

 

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27

12月

2011

値引きの美学???

大変素敵な食器を全国各地に販売されている社長さんと先日お話しさせていただきました。こんな素敵な食器をホテルや結婚式場、レストランに納めていらっしゃいます。社長さんも大変パワフルで、素敵な方です。

 

その時の話。

とある結婚式場は、たいへんな人気式場で、その戦術は何か?ということでした。それは、式場見学に来たカップルをその場で成約させるということです。具体的には、対応している担当者や現場の管理者にある程度の権限を持たせ、値引きに応じるということでした。

その値引きには、様々な企業努力や企業戦略があるんだ、とのことでした。人気式場さんなので、値引きだけで、結婚式をする方が多いということはないでしょうが、その社長曰く、値引きに戦略があるんだと…

 

でも、値引きは、単に値引きであって、戦略も何もないと思うんです。「うちは値引きをします」っていう戦略でしょうか。じゃあ、定価はなんのための価格なのでしょうか。うまくこの価格で売れればラッキーという価格でしょうか。ちょっと考えさせられました。

 

確かに、食器業界は表示している定価の、半値八掛け(60%off)というのが一般的な価格の付け方というくらいですから、その社長さんの言われることも気持ちはわかりますが…

車の業界も、営業の方と所長さんとでは、値引きの額が違うと、決済の力関係があるということも小耳には、はさみましたが…

電器販売業界も値引き当たり前ですよね。

本当に、消費者(私も含め)は、値引きしてくれたら嬉しいです。というのも、事実です。これもわかります。

値引きは否定しません。

 

私がやっているのは、サービス業ですから、お客様が喜んでくださったその対価が、価格になります。

じゃあ、その定価はどう決めたの?と言われれば、リーズナブルで、お客様が喜んでくださるだろうな、適正だろうな、と思う価格を自分で決めました。協定価格も何もありません。

では、値下げはするの?聞かれれば、できません、と答えるしかありません。お客様によって、定価や価格が変わるような、裏切り行為はできません。

 

あくまで、単に価格の値引きだけではなくて、誠実にお客様に喜んでいただくサービスの提供をしたいと思うんです。

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26

12月

2011

身八つ口

「みやつぐち」と呼びます。

着物にあんまりご縁のない方には、なんだか、妖怪の名前みたいに思われるかもしれませんね。着物の脇の下にある穴のことです。

 

着物に帯をしめて着た状態では、首の部分、足の部分(いわゆる裾から足が出る)、右の袖口(右手が出る袖)、左の袖口(左手が出る袖)、右の身八つ口、左の身八つ口、そして、振り八つ口(ふりやつぐち)といって、袖の手が出る方と反対側が開いているのですが、それが左右で、計八つの口ができます。

日本語で穴のことを口と呼ぶことがあり、特に和服等の衣類用語では一般に口を使うのですが、着物に八つの口があることになります。これが「八つ口」の語源になったといわれています。

 

身八つ口と振八つ口は女性用の着物と子供用の着物だけにあります。どうしてかというのは、諸説ありますが、女性用の着物の身八つ口は主におはしょりを整えるために、子供用の着物の身八つ口は主に紐を通すために利用されています。

 

おはしょりとは、着物の丈が長いので、腰の部分で着物を折りたたんで、長さの調整をします。これは、女性だけです。男性は、おはしょりはしません。

 

お客様にこの身八つ口にこだわりがあるお客様がいらっしゃって、着たときに前から、身八つ口から襦袢が見えにくいように、身八つ口の前と後で位置を少しずらして、身八つ口の後ろを3mmほど高くして欲しいと言われます。

お客様には、様々なこだわりがあります。そういうお声をすべて聞いていきたいと思います。

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25

12月

2011

NishiharaGuitars

私のいとこが、京都で、ギター制作・修理をやっています。先日、ホームページを作るのに、相談がありました。私のホ-ムページを見て、どうやってつくるの?どうしたらいいだろう?と。一応、自分がやったやり方を伝えました。

すると、どうでしょう。

2日くらいで作ってしまいました。

なかなか、素敵じゃないですか。

やっぱり、若い感覚はすごいですね。

これから、どんどん改良していくとのことでした。負けてられません。私もどんどん改良して、お客様が喜ばれる自分自身になって、情報の提供、商品の提供、をしていきたいと思いました。

一度、覗いてみてやってください。

 

NishiharaGuitars

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24

12月

2011

鯨尺

「くじらじゃく」と呼びます。着物の寸法は、この鯨尺を使います。 メートルに換算すると、1鯨尺が、25/66m(約37.88cm)です。あれ、少し大きいと思われた方もいるのでは?

私は、その一人です。

私は、1尺は、約30.3cmだと、ずっと思っていましたから、仕立ての依頼を初めてしたとき、話の合わないこと。大変に無知でして、恥ずかしい思いをしたことがあります。

 

鯨尺と対にするなら、尺は、曲尺(かねじゃく) といいます。一般的な、現在では、大工さんなどは、この尺です。

ただ、和裁(着物の寸法)は、鯨尺なんですね。

お間違えのないように、

建築は、30.3cm

着物は、37.88cm

です。全部メートルにしてくれればいいのに…

そういえば、先日撮影でお借りしたモデルハウスの店長さんが、最近はメートルで表記してきているんですよ、と言っていました。一般人にはわかりやすくていいですよね。

わかりやすさを追求するか、伝統を重んじるか…

 

ちなみに、鯨尺という由来は、仕立てに使うものさしを、しなやかなクジラのヒゲで作ったから、だそうです。

 

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23

12月

2011

たとう紙

調べてみると、

 

たとう紙とは、結髪の道具や衣類などを包むための紙のこと。単にたとう、タトウなどとも呼ばれる。 また、詩歌の詠草(草稿)や鼻紙などとして使う、畳んで懐に入れる紙(懐紙)を指すこともある。

 

と、ありました。

 

着物を、一枚一枚、紙にたたんでしまっておく、衣類を大事に仕舞う、という、とっても素敵な日本人の心のような気がします。同じ衣類ですから、洋服のようにそのままたたんでタンスに入れても何も問題はないわけですが、着物だけは、たとう紙にきちんとたたんでしまいますね。素晴らしいことだと思います。

 

たとう紙を漢字で書くと「畳紙」。たたむ紙ということでしょうか。私は文字にするときはあえて「たとう紙」と書きます。漢字で書くと読めないですね。「たたみし」、「たたみがみ」となっちゃいそうですね。

 

それに、懐紙(かいし)もたとう紙の一つのように書いてあります。そういえば、茶道をしている母から懐紙と聞いたことがあります。茶道で使いますね。私は、使い方は全くわかりませんが…。

 

当たり前のことですが、きれいに着物をクリーニングさせていただいたあとは、きれいな、たとう紙に入れて、納品させていただいています。うまく表現できないですが、なんとも言えない日本人の心と一緒に着物を届けます。


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22

12月

2011

ウールを食べる虫

先日、お客様からウールばかり虫に食われるんだけど、何か知らない?

と、宿題をもらいました。

調べてみました。

 

カツオブシムシという害虫でした。その仲間に、ヒメカツオブシムシ 、ヒメマルカツオブシムシという仲間がいます。(画像は、気持ち悪いので、今回はあえて載せません)

 

屋外では、菊系の花にいたりします。菊やマーガレットなどにいますので、衣類のウールをやられている方は、まず、家の周りの菊の花を点検ください。

そして、屋内に卵を産みます。そして、幼虫になるのですが、この幼虫が、やってしまいます。

衣類などを食べるのは幼虫の時期です。幼虫は暗所、風通しの悪い場所を好みます。

また繊維などの硬蛋白質を分解して栄養元にしますが、特に汚れた部分(汗や飲食物をこぼしたシミ)を好んで食害します。

 

予防法としては・・・

1.汚れた衣服はすぐに洗濯やクリーニングをしてきれいにする。

2.長期間タンスなどにしまいこまずに虫干しをして風にあてる。 

3.タンス内は衣服などを余り詰めこまず通気をなるべく良くし、

  防虫剤を使います。(防虫剤は参考にしてください

4.タンスの引き出しは、日光に当て、殺菌する。

 

はしょって、説明すると、こんな感じでした。

 

しかし、そのお客様の害虫は、手ごわかったんです。防虫剤はもちろん、部屋中に煙の殺虫剤もして、タンスから衣類を全て出して、引き出しを拭いたそうです。数年悩まされているそうです。

 

あと、ここで考えられるのは、水で拭いたこと、すべての衣類が洗って、乾燥されているかわからないこと、です。水は、虫が好みます。

そこで、家の周りの花の点検と虫干し、そして引き出しに殺虫剤をかけて、よく干してくださいとお願いしてみました。

さて、春から夏にかけて、また、害虫がいたずらするかどうか… 

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21

12月

2011

喪服のトラブル

常日頃思っていることを少々。

 

喪服で着物を着られる方は最近はずいぶん減りました。 着付けや着物の準備など面倒ですものね。着物を着られるのは、喪主家様くらいでしょうか。

 

昔は、お嫁に出すときに自分の家の家紋をつけた喪服を持たせ、喪服を着るときは家紋がみんな違うなどといったこともよくあったそうで、また、実家の家紋は喪服で確認することも。ただ、最近はレンタルもあるし、着物を着なくてもいいんじゃない、と、若い方々は喪服を持っていないのも事実です。

その中でも、頻繁に着ないので、(頻繁に着る機会があるのも困りますが…)着るときは自分の喪服を着たい方もいらっしゃるのではないかなと思います。

 

その頻繁に着ないのが、トラブルの元で、ずっと、何もしないで、タンスの中にしまい込んであるんですね。年に一度、虫干しや点検をされるといいのですが、なかなかできないですよね。

そこで、いざ着ないといけなくなったとき、開けてみると、カビだらけだった、と。

レンタルがあるから、今は大丈夫なんですが、では、その喪服はこれから先どうなっていくのでしょうか。ずっと、着られないまま、ほったらかされるのでしょうか。なんとも、もったいない話です。

 

私は、着用したあと、何年も着ないときは、クリーニングして、憂いをとって片付ける。と、提案しています。虫干しや点検はしていただきたいことですが、着用したあと何もしないで片付けて、カビの原因を作るよりは、いいと思っています。

 

喪服を着用されたあと、というと、葬儀のあとですよね。葬儀社さんで、そんなサービスされたら喜ばれるんじゃないかな、と、自分勝手に思っています。その、手助けを、私ができれば…

 

着物を美しく保っていただきたいのです。

 

 

 

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20

12月

2011

茶道

私の母は、京都に住んでいます。もう、80に手が届くところですが、ピンピンしています。元気に毎日好きなことをして生活していますが、その中で、ずっと続けていて、やっているのは、茶道。表千家流で、一応、師範の免許を持っています。生徒さんも何人もいらっしゃるようです。

 

昔を思い出すのは、母のお相手をさせられ、にがいお茶を飲まされ、、正座をしていなければならなく、こうしろああしろと、そしてうんちくが始まります。それがいやで、茶道を少々バカにしておりました。

 

でも、今、振り返ってみると、扉はコトンと音を立てて閉めるとか、お茶を飲み、最後にズッと音を立てるとか、お茶を出してもらった正面に口をつけないとか、少し教わったことを思い出します。

また、それが、なんとまぁ日本人の振る舞いに適っていること。

 

きちんと習っておけばよかった、と、後悔をしています。

 

今度、時間を作って、習おうかなぁと思っています。

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17

12月

2011

着物のコーディネート

振袖の染め替えをしてほしいという依頼がありました。

お母さんが20数年前着ていた振袖の染め替えです。その振袖は少々古典柄ではありますが、生地も良く、保管も良好で、染め替えるには、もったいない振袖でした。

 

着物の染め替えは、一度着物を解き、一枚の布にして洗い張り、その後、染め直します。そして、仕立て直しをするという作業をします。細かいところははしょりましたが…。

染め替えをすると、よほどの細かい防御をしないと、柄は染料で染まってしまいます。柄がなくなってしまうのです。お金をかけて染め替えをする価値があるのかどうか、なのです。

 

なぜ、染め替えたいのかをまず、聞きました。いろいろ、話している中で、要は、お母さんと一緒の着物じゃなく、気分を変えたいということがわかりました。

 

そこで、着物のカラーコーディネートを提案しました。

伊達襟、付け襟、帯揚げ、帯締めの変更。もしできるなら、帯を替える、八掛を替える。ずいぶんイメージが変わり、また、楽しい作業であることを伝えました。

 

そうすると、かたくなだったお嬢さんの顔色が変わり、ピンクがいいとか、水色が好きだとか、積極的に会話に参加してきました。ネットで、小物を集めてみるとの返事。着物の楽しみを見つけたようでした。

 

おそらく、染め替えをするよりはるかに安い予算で、成人式を迎えることができるでしょう。再来年の成人式なので、これから一年かけて、とびっきりカワイイ小物を探して来られることでしょう。再来年の成人式が楽しみです。

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16

12月

2011

成人式に間に合いました

before before

総絞りの大変素敵な振袖です。お母様が成人式に着られた着物だそうです。

娘さんに来月の成人式に着てもらおうと、数年ぶりに、いや、20数年ぶりかもしれません、出してみたら、とても目立つ前襟に、なんとも残念なシミがついていました。

シミは取れないと、あきらめて、帯揚げで隠そうと、美容師の先生とも話しておられたところでした。実際、前撮りは、なんとも不自然な感じでしたが、帯揚げで隠して行ったそうです。

その後、シミが取れないか?と私に、依頼がありました。

少し手ごわかったですが、このシミを落とすことができました。

今日、無事に納品し、成人式に間に合いました。

after after
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15

12月

2011

ホームページ作成しています

いよいよ嵯峨乃やのホームページを公開いたします。

こんなに簡単に作れるのですね。

という半面、掲載する素材の少なさに、落ち込んでおります。

が、とにかく前に進むことにします。

一人でも多くの方に、着物を美しく保っていただきたい、少しでも、そのお役に立てたならどんなに嬉しいことか。

このホームページが、その絆の一端になれば、と思い、ホームページを開設します。

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