月
26
12月
2011
身八つ口
「みやつぐち」と呼びます。
着物にあんまりご縁のない方には、なんだか、妖怪の名前みたいに思われるかもしれませんね。着物の脇の下にある穴のことです。
着物に帯をしめて着た状態では、首の部分、足の部分(いわゆる裾から足が出る)、右の袖口(右手が出る袖)、左の袖口(左手が出る袖)、右の身八つ口、左の身八つ口、そして、振り八つ口(ふりやつぐち)といって、袖の手が出る方と反対側が開いているのですが、それが左右で、計八つの口ができます。
日本語で穴のことを口と呼ぶことがあり、特に和服等の衣類用語では一般に口を使うのですが、着物に八つの口があることになります。これが「八つ口」の語源になったといわれています。
身八つ口と振八つ口は女性用の着物と子供用の着物だけにあります。どうしてかというのは、諸説ありますが、女性用の着物の身八つ口は主におはしょりを整えるために、子供用の着物の身八つ口は主に紐を通すために利用されています。
おはしょりとは、着物の丈が長いので、腰の部分で着物を折りたたんで、長さの調整をします。これは、女性だけです。男性は、おはしょりはしません。
お客様にこの身八つ口にこだわりがあるお客様がいらっしゃって、着たときに前から、身八つ口から襦袢が見えにくいように、身八つ口の前と後で位置を少しずらして、身八つ口の後ろを3mmほど高くして欲しいと言われます。
お客様には、様々なこだわりがあります。そういうお声をすべて聞いていきたいと思います。
コメント: 4
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#1
こんばんは
いろいろ奥が深いですね
着物ってやっぱり文化ですね -
#2
木仙人さん、こんばんは。
名称がおもしろいですよね。
こういう連載を続けてみようがなと思ってます。
ありがとうございます。
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#3
おはようございます。
「みやつぐち」
初めて聞きます。
全て意味がある事ですね!!
勉強になります♪ -
#4
吉野聡建築設計室様、おはようございます。
開いているところを「口」なんて呼ぶのは、なんだか洒落てますね。
日本人って、おもしろい人種です。 
大事な着物を丁寧にクリーニングいたします
着物クリーニング 嵯峨乃や
岐阜県恵那市武並町
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