02

1月

2012

付下げ

「つけさげ」と読みます。

 

あえて、難しいタイトルに挑戦いたします。

絵柄のある着物には、訪問着、小紋という種類があります。その中間と言っていい着物が「付下げ」です。

 

付下げは、昭和の戦後に新しく生まれた着物です。訪問着より豪奢ではなく、小紋より、より手がかかる着物です。(訪問着、小紋は後日書こうと思っています。)

 

戦後、日本が復興していく過程で、贅沢ではなく、また、技術の進歩を着物制作に表した着物であると言えるかもしれません。

 

定義をすれば、

①反物(着物の形にせず、一枚の布で販売している)で売る。

②絵柄が派手ではない。

③家紋をつけない。

というぐらいでしょうか。

 

①絵羽模様にして、着物を販売すると、仕立てや、その手直しに手間や、時間がかかり、結局高価になってしまいます。それを避けるために、絵羽模様になっていない着物を販売することで、着物の価格は下がるのです。が、今は、技術の進歩で、絵羽模様に仮縫い(これを仮絵羽といいますが)をしなくても、ピッタリ絵柄が合うので、安価に着物を作ることができます。

 

②訪問着に比べると、派手ではない着物が多いです。絵柄の派手、おとなしさで、付下げの定義になっているのかもしれません。

 

③家紋をつけるのは、留袖のような礼装ですので、訪問着同様礼服ではない着物です。

 

このように見ていくと、訪問着と付下げの違いは、何?ということになってしまいます。

これは大変難しい、のです。

私は、お客様が「付下げ」と言われれば、付下げとして、着物を受け取り、「訪問着」と言われれば、訪問着として、着物を受け取っています。

 

技術の進歩は本当にすごいもので、着物の種類をわからなくしています。そう思うと、戦後の復興の中で生まれた「付下げ」は、新しい言葉だったのかもしれません。

そう思うと、着物の種類に新たな言葉が生まれていく可能性も今後あるのです。

 

それには、たくさんの方に着物を着ていただいて、生活を楽しんでいただく、ことが、着物文化をまた新たに作っていくことだと思います。

 

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コメント: 2

  • #1

    木仙人 (火曜日, 03 1月 2012 10:06)

    嵯峨乃や さん

    本年もよろしくおねがいします
    きっちり成果のでる一年にしましょうね
    お互い頑張りましょう(^^)

  • #2

    嵯峨乃や (火曜日, 03 1月 2012 12:13)

    木仙人さん
    ありがとうございます。
    今年もよろしくお願いいたします。

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