28

1月

2012

カビのシミ

昨日、お客様と話していました。

ある美容室の先生です。

 

その先生の依頼で、とても残念なところにあったカビのシミをうまく目立たないようにさせていただいて、美容室のお客様に喜んでいただいたことがあった美容室の先生との会話です。

 

「カビのついたシミはもう取れないと思っていらっしゃる方が多いのよね。でも、あの着物のシミは取れたから、私、自信持って、一度相談してみたら?と、勧めているのよ。」と。

大変ありがたいお言葉でした。

 

ただ、実際のところ、カビのシミをすべて取り除くというのは、生地を傷めたり、染料が抜けたりしてしまいますので、不可能です。

その着物も、よく見ると、というか、近づいて、拡大して、目を凝らして見ると、少しシミが残っています。

 

先生もそれをご存知なので、もう一度伝えると。

「それはわかっているけど、着れないと思っていた着物が、着れるようになったんだから、あれで十分なのよ。」と。

 

私たちの感覚と少し違いがあるんです。

完璧にしないと申し訳ないと思っているこちらと、お客様は、案外そこまでお求めになられていないこと、のギャップです。

 

「もし、シミが取れなかったら、目立たないようにごまかしてもいいですか?」と、私は聞くことがあるのですが、たいていは、ご了承をいただき、納品の時は、「これで、着れるようになったわ。」と、喜んでくださいます。

 

完璧ではないですが、着ることができるようになる、ことのほうが重要で、改めて、お客様のニーズを知ることができました。

 

カビシミは、たいへんにショッキングな出来事ではありますが、一度、ご相談をいただければと思います。

どこまで、求めておられるかを、よく聞かせていただいたうえで、対処させていただきます。

もちろん、金額なども含めたご要望とともにです。

 

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コメント: 2

  • #1

    木仙人 (日曜日, 29 1月 2012 06:57)

    おはようございます

    ギャップ
    それは嵯峨乃やさんが着物のプロフェッショナルだからですね(^^)

  • #2

    嵯峨乃や (日曜日, 29 1月 2012 10:24)

    木仙人さん、おはようございます。
    いつもたいへんにありがとうございます。

    これくらいでいいかと、手抜きにはならないようにはしていきます。

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