2012年2月アーカイブ

先日、植物を栽培されていらっしゃる方とお話しさせていただきました。

ハウス栽培では、湿気が大切なんだと、いうお話しでした。

温度も、湿度も大切です、とのことでした。

 

ある取材にこられた方が、カメラが結露して、大変だったというエピソードも聞かせていただき、興味深く、大変面白かったです。

 

ただ、着物は、着物だけではなく、衣類は、湿気は大敵です。

何度も、このページでご紹介させていただいていますが、カビは、湿気を好み、湿度がないと育ちません。

考えてみれば、カビも、植物と言えば、大きな括りでいうと、そうですね。

 

着物を永く、美しく着ていただくために、湿気を取り除く努力をお願いしたいのです。

具体的には、除湿剤をタンスに入れる。

乾燥した日には、少し引き出しを開ける。

タンスの置き場所を、ジメジメしたところに置かない。壁との隙間を開け、風が通るようにする。

などでしょうか・・・。

 

その方は、除湿は絶対不可能なことなんです。とおっしゃっていました。そのとおりですね。(^^)

 

だからこそ、カビの生育しない環境をなるべく作っていただきたく思います。

2012成人式

 

着物が摩擦で、白く見えます。

正面から見ると、その色に見えるのですが、ちょっと斜めから見ると、白っぽく見えたりします。

それは、摩擦によって、毛羽立っているのです。

ちょうど、髪の毛が立っているのと同じような状態になります。

それを、「スレ」といいます。擦れ、ですね。

 

そのようなお着物は、毛羽立ちを、寝かせてあげます。

 

ただ、スレることで、色抜けてしまっていることがあります。そのような着物には、染料もしくは、顔料で、色を加えます。

 

               スレbefore  スレafter

       before                                   after

日本舞踊の先生をされているお客様の着物をさせていただきました。

踊りの時に、膝をつかれるのでしょう。ちょうど、目立つ部分のスレで、色抜けもしていました。

この着物は、色を加えて、補正させていただきました。

 

スレ(擦れ)をしている着物も、お気軽にご相談ください。

 

京都法輪寺

「じゅうさんまいり」。

 

子供が、数え年で13歳になったら、元服を迎え、大人になったという意味で、知恵を授かるためにお参りをします。

 

京都の嵐山にある、法輪寺(ほうりんじ)が有名です。

虚空蔵菩薩から知恵を授かるために、4月にお参りをします。

私の出身が、この近くです。ただ、私は、もう何十年も前のことで、行ったのか、行かなかったのか、覚えがありません。

 

着物に関しては、これまでは、子供は、四つ身(身丈の四倍の長さで、身頃を裁断するためにそう呼ばれています)を着ていますが、大人になるということで、本裁ち(普通通りの裁断をした着物)した着物を着られます。

晴れて、大人の仲間入りをすることになるわけです。

 

つまり、身も心も、大人になるので、大人社会で生きていく上での知恵を授かるお参り、ということでしょうか。

京都渡月橋2

十三参りをしたあとは、嵐山の渡月橋を渡って帰るという風習があります。

その間、法輪寺から渡月橋を渡りきるまでは、後ろを振り返ってはならない、と言われています。

なんでも、せっかく授かった知恵が返される、そうです。

お参りする前に、親に言われます。「後ろを見たらあかんで。」と。

それは、とても緊張することです。

これを覚えているということは、私も行ったんだろうなぁ。(^^)

 

私の兄は、後ろを振り返ってしまったそうです。(^^ゞ

でも、ちゃんと立派にやっていますよ。\(^o^)/

シリカゲル

シリカゲルが有名です。

 

シリカゲルを調べてみました。

 

シリカゲル (silica gel) とは、メタケイ酸ナトリウム (Na2SiO3) の水溶液を放置することによって生じる酸成分の加水分解で得られるケイ酸ゲルを脱水・乾燥したものである。組成式は SiO2・nH2O、CAS登録番号は 7631-86-9 である。

多孔質構造(細孔構造)を持ち表面積が広いため、乾燥剤や触媒の担体として利用される。無色半透明であるが、水分の指示薬として塩化コバルト(II) を添加したものは青(水分吸着力が大)から淡桃色(水分吸着力はほとんどない)を呈している。

(Wikipediaより)

 

化学的な説明をしても、つまらなかったですね。(^^ゞ。

 

わかったのは、水分を吸収して、色が、青からピンク色に変わったら、吸水しないので、替えどきのサインですよ…というくらいでしょうか。

 

着物は、湿気に非常に弱いです。カビは、ジメジメしたところが大好きです。カビの発生条件に、湿度があります。

 

「着物を片付けるときは、ちゃんと洗って、片付けたんですよ、それなのに、カビが生えたんです。」という、お客様がいらっしゃいました。

 

「防湿剤は、タンスに入っていますか?」

「虫干しはしていましたか?」

「着物を一年に一度は出してみましたか?」

と聞くと、なかなかそこまでは出来ていないお客様が多いのです。

 

着物を美しく保っていただくために、防湿剤は欠かせません。

薬局やドラッグストア、ホームセンターにも販売されています防湿剤で十分です。

 

まず、防湿剤をタンスに入れるところから始めましょう。

そして、こまめに取り替えましょう。

どうしても、お時間の取れない方は、半年に一度の交換でも効果ありますので、始めてみてください。

いつもお世話になっているお客様へ納品に行ったら、いけばなの教室が始まるところでした。

 

お客様とは、一年くらいのお付き合いがあるのに、華道をされていることを知ったのは、つい最近のことで、「お茶を習っているのよ。」とおっしゃっていたので、そればかりが頭について、他のお話をしていなかったのです。

不覚にも、先生をされていらっしゃるのです…

 

ここで、気を取り直して、いい機会なので、少し、居させていただきました。

お花は、色とりどり、キレイですね。

 

いけばな小原流.JPG

先生が、活けられたお花を撮らせていただきました。

とっても素敵です。

 

流派は、いけばな小原流だそうです。

 

 

すみません。よく理解していなくて、いろんな違いが分からないのですが…(^^ゞ。

 

名古屋で、記念展示会に参加された時のお話を、楽しそうに話しておられました。

 

お客様、いや、先生は、いつも、おしとやかで、何かにつけてのセンスがよくて、優しくて、大好きな方なのですが、またまた、一層のファンになってしまいました。

いけばな教室

 

コーヒーをごちそうになり、しばしの楽しいお話に参加させていただきました。

 

このあと、教室が始まりました。

 

お邪魔し、お騒がせしてすみませんでした。

 

虫干しで、着物をタンスから出したら、着物を点検してください。着物がどんな状態であるのかを見ます。

お時間のない方は、干さなくても、着物に風を通すだけでもいいですので、着物の点検を年に一度〜三度は、必ずしましょう。

 

もし、カビやシミができていたら、ご相談ください。

 

見なかったことにしようと、そのままタンス

の中に入れるのは、危険です。

カビは、胞子でどんどん増えていきます。

ですので、カビがついた着物は、カビがついていない着物にまで、カビを発生させる可能性があります。

実際、まだ手を通していない新しい着物がカビだらけだったという事例もあります。

 

そして、悩まないで、ご相談ください。

シミ抜きや色補正などをしながら、着用できる状態にまでできる可能性があります。

また、クリーニング(洗い)をすることで、カビの原因となる栄養素を、着物から取り除くことができます。


 

 

詳しくは、着物保管(カビ編)に考察を載せていますが、カビの発生条件を取り除いていくと、カビの発生を抑えられると考えています。

 

着物を美しく保っていただくために、

お気軽にご相談いただきたいのです。

 

タンスを開けてみましょう

虫干し

2月から3月上旬にする虫干しを、「寒干し」と言います。

今が、その時期ですね。

着物の湿り気を取るための虫干しです。

 

虫干しは、一年間の季節の中で、湿気の少ない時期に行います。

まず、今の、この2月。

 

次に、7月。これは、梅雨時期の後に、着物の湿り気を取るために、「土用干し」を行います。

 

そして、11月には、まさに「虫干し」、夏についた虫を取り除くために、行います。

 

詳しくは、「嵯峨乃や」の、着物保管(虫干し編)を読んでいただければ、と思います。

 

晴れた日が2日以上続いた日に、虫干しを行います。

着物の光が当たると、ヤケてしまいますので、日陰で、しかも、電器を消して、干してください。

 

一枚づつハンガーにかけ、裏返して、行なってください。

裏返しは、ヤケを防ぐためです。

 

正午をはさんで、午前中から約4時間程度干します。

 

そのとき、タンスの引き出しやたとう紙は、日に当てて、殺菌してください。水で拭いたりしまいように、ご注意ください。水分が残ると、カビの原因を作ってしまいます。

 

虫干しは、着物の点検という目的も含んでいますので、どうしても、時間の取れない方は、引き出しから出して、風を通すだけでも、多少の効果はあると思います。

 

防湿剤や防虫剤は、そのとき交換しましょう。

防虫剤の考察は、着物保管(防虫剤編)に掲載しています。

 

クリーニングをしたからと、安心なされないで、年に一度、どの虫干しでもいいですので、点検を兼ねて、行なってください。

 

着物を美しく保っていただきたい、美しくご着用いただきたい、と思う、「嵯峨乃や」からのご提案でした。

衿カビシミbefore衿カビシミafter

                           Before                      After

 

シミ取りと補正をさせていただいたので、紹介します。

 

衿の部分です。

長期間、お手入れをされなかったのでしょうか、カビシミと金糸の部分が、恐らくカビにやられて、黒く変色していました。

 

衿は、付け衿をつけたりしますので、工夫で目立たなくすることはできますが、やはり正面で、目の一番行くところですから、変色していると残念な部分ではあります。

 

カビは、結構ゴワゴワしておりましたが、落とすことができました。

金糸の変色は、金箔をつけて、補正させていただきました。

「嵯峨乃や」では、着物のクリーニングをさせていただく作業の中に、このような、シミ抜きや色補正を、させていただいております。

 

お客様に着物を美しく保っていただきたい、美しく着ていただきたい、という思いで、着物クリーニングをさせていただいております。

縮緬

「ちりめん」です。

 

「縮緬」は、後練後染(あとねりあとぞめ)の織物です。

 

読者の方(いつもありがとうございます!)には、もうおわかりかと思いますが、つまり、精練していない糸(セリシンを取り除いていない生糸)で、織り、その後、染色した着物ですね。(^^)

 

生糸は、1本の糸では大変弱いので、糸を束にして、撚り(より)をかけて使います。

2〜3本の生糸を、ねじって、強い1本の糸にするわけです。

 

「よりを戻す」という言葉がありますが、ねじれた関係を戻すことなのでしょうか…(^^ゞ。

 

脱線を戻します。

その撚り糸を緯糸(よこいと)に使って、経糸(たていと)は、撚っていない糸を使って、織ります。

撚り糸は、右撚り、左撚りと反対に、撚った糸を交互に織り込んでいきます。

 

そして、精錬すると、撚った糸が、縮みます。

緯糸が縮むことで、「しぼ」という凹凸ができます。

これが、縮緬の特徴です。

 

有名な「縮緬」は、丹後ちりめんや、長浜の浜ちりめんでしょうか。

高級織物です。

 

いつもお世話になっているガソリンスタンド。

待っている間の時間つぶし用に、知恵の輪が置いてあります。

今日は、オイル交換をしなければならなかったので、ちょっと試してみました。(^^)

知恵の輪1

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
恐らく、真ん中の爪のような部分を合わせて、外すんだろうな。と思いつつ、ガチャガチャやっていました。
どうも、円錐形になっている足が邪魔になって、外れません。
数分間の格闘のあと…

知恵の輪2

 
 
 
 
見事、取り外せました。\(^o^)/
 
この報告じゃ、とてもつまらないので、なぜ?外せるのか…を考えてみたいと思います。
 
よく見てみると…
 知恵の輪3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
8本ある足の1本だけが、少し短くて、角度が違います。右から2本目の下の足です。
この足が、通り抜けできる足なんですね〜。(^^)
うまくなっているもんです。
 
続いて、2つ目へ。
                 知恵の輪4       知恵の輪5

          

 

 

 

前回の要領で、外し口と、多少短い足を探して、あっという間にできました。

 

と、思ったら、オイル交換ができました!

 

いい時間つぶしとなったのですが、車の点検もしていてくださっていて、説明を聞くと、タイミングベルトを変えないといけません、とのことでした。

 

車は10万kmを超えると、タイミングベルトを替えておかなくてはなりません。

過去に、走行中タイミングベルトが切れて、車を押して、危機を避けた経験があった私は、うっかりしていた自分に嫌気がさしました。

もうあの体験はしたくないと思っていたのに、言われるまで、すっかり忘れていたことと、営業用に安い中古車を買ったのに、またの出費に、2つの知恵の輪が外せた快感など、吹っ飛んでしまいました。

 

知恵の輪が外れたので、大事に至る前に、予防ができたんだ。と、思おうと、思おうと、思お〜う!と、必死で、ポジティブにしている自分をなぐさめています。(^^ゞ。

 

先日、美容師の先生と話していました。

「お客さんで、着物をタンスに畳んでしまわないで、クローゼットにずっと吊るしたままにしている方がいるんだけど…、いいものなのか、悪いものなのか判断がつかずにいるんだけど…」と。

「着物を干しているから、まぁいいか、と思ったんだけど…」と。

 

答えは、たとう紙に入れて、タンスにきちんとしまったほうがいいです。

 

あまりにも、教科書どおりのような答えすぎて、面白くないので、少し考察を書いてみることにします。

 

確かに、もし、空気の流れがあるのであれば、カビや虫はつきにくいかもしれません。洋服などは、クローゼットにハンガーでかけっぱなしですものね。

 

ただ、着物は布の表面が大きくて、ハンガーにかけると、波打つようにシワができます。

この波打った山の部分に光が当たると、変色してしまいます。絹糸は、とても繊細です。

 

着物ハンガーヤケ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
上の写真のように、波の山筋の変色が起こってきたりします。
変色は、蛍光灯などでも起こります。

呉服店で、訪問着などを、仮絵羽(絵柄を仮仕立てして、衣桁に吊るして)で販売されている着物でも、ヤケたりしてしまいます。

 

私たちは、その色補正(ハキ合わせと言って、部分に色かけをして補正します)をご依頼されることもあるので、ヤケは目立たなくすることはできるのですが、わざわざご自分で、ヤケを作ってしまうのは、残念なことです。

 

虫干しでも、干す時は、裏返して、日陰で電灯を消して、行っていただきたいのです。

 

頭の隅に、ちょっと覚えておいてください。

西陣織

「にしじんおり」です。

 

京都の西陣で作られた織物のことを総称して、「西陣織」と呼ばれています。

織物の種類で言うと、先練、先染した糸を使って織った織物です。

 

精錬した絹糸を様々な色に染めた糸や、金銀糸や金箔などを使って、柄図案をもとに、最高の技術で織りあげた織物です。

 

その工程は、20を超え、すべて分業でされています。

つまり、その分野での最高の職人さんが、最高の技術を持って、一つの織物を仕上げるということです。

 

すごいなぁ、と思います。

 

私は、京都出身なのですが、西陣とは聞きますが、どの辺かがよくわからないんです。大体でしか、わかりません。

 

調べてみると、西は西大路通り、北は上賀茂、東は烏丸通り、南は丸太町通りに囲まれている辺りで、生産されている織物のこと、とありました。

これは、京都市内の中心部の1/4くらいの範囲です。

 

京都の歴史が長く、人や文化が集中していたため、織物を生産する職人や技術も集まって来たのでしょうね。

 

一言では、言い表せませんが、日本を代表する、最高峰の織物を継承していってもらいたものです。

着物喪服

先日、ある食事会の時に、私の仕事の話になりました。大変ありがたい会話になりました。

 

その時の話。

「最近は、着物を着る機会がなく、着物をクリーニングに出すことはないですよね。」と…(^^ゞ。

「ただ、着物を着ないと言っても、喪服は、一回は、着る機会はありますよね。喪服のクリーニングをしてみたら?」と。

 

もちろん、喪服も着物ですから、同じように、クリーニングをさせていただいています。

そういう話になるということは、私の情報発信不足であると思いました。少し反省して、日記を書いています。

 

以前、喪服のトラブルと題して、日記を書きましたが、また、重複するかもしれませんが、喪服のクリーニングについて、です。

 

思うことは…

最近は、簡単であるので、レンタルの喪服にされる方も多いようですが、ご自分の喪服を着られる方も、いらっしゃると思います。

ご自分の喪服を着られる方は、保管にもお気を付けいただきたく思います。

 

クリーニングするときは、着用後です。ですから、葬儀のあと、ということになります。

頻繁に着ない着物は、汗や脂を落として、次回の着用に備えることが大切です。

 

また、2月は、寒干し、要は、虫干しの時期です。この時期に、着物の点検をして、汚れやカビなどをきれいにするのも、備えの一つであると思います。

 

喪服を着るときは、突然です。

そのために、喪服一式は、小物類を含めて、一つにしておくのも、備えの一つです。

嵯峨乃やでは、着物一式が入るように、そのサイズの、総桐製衣装ケースをご用意いたしております。

 

せっかくお持ちの着物を、気持ちよく着ていただくために、着物の保管には、お気を付けいただきたく思います。

 

衿シミ2before 衿シミ2after

                            before                                             after

着物を着用されると、化粧品などで、汚れが付くときがあります。それは、決して、着方が悪いということではありません。衣類を着用されると、多少の汚れがつくことは、仕方のないことです。

 

写真のような、ファンデーションなどの汚れは、油性の薬品で汚れを落とします。

ご家庭では、ベンジンなどを使って、丁寧に、少しずつ、はがすように、汚れを落とします。そのあとは、水で洗い流して、ゆっくり水分を弾くように、乾かします。

 

作業は丁寧に、慌てないで、行います。

染料が抜けたり、輪ジミになったりする可能性がありますので、ご注意いただきたいことです。

 

ご家庭でも、汚れ落としは可能ですが、自信がなかったり、シミの箇所が多いときは、是非、ご相談ください。

お客様のお着物を、気持ちよく、次回着用することができるように、クリーニング・汚れ落としをさせていただきます。

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絽

「ろ」と言います。

 

夏用の着物として、使われます。

 

絽は、織り方のことで、捩り織り(もじりおり)とか、搦め織り(からめおり)をした織物です。

 

経糸(たていと)が絡まって、左右によじれる中に、緯糸(よこいと)を通して織ります。そうすると、糸の間に隙間ができます。隙間ができることで、通気性のいい織物ができます。

 

着物は重ね着をしますので、少しでも空気の通る織り方をして、夏の着物にしています。

 

最近では、夏用の「絽」は、化繊で作られた着物が多いようです。

 

夏は、浴衣ですよね。暑いですものね。

ただ、礼装として着なければいけない留袖や喪服などに使われていますね。

綸子

「りんず」です。

 

着物になる前の、白生地です。白い布生地ですから、この生地を染めて、着物にしていきます。

 

今までの、日記で言うと、後練、後染めの生地です。

つまり、生糸で織りあげた織物を、精錬(セリシンを取り除き)して、友禅染めや小紋染め、絞りや、無地染めなどをしていきます。

 

白生地は、縮緬(ちりめん)や、羽二重(はぶたえ)、綸子(りんず)などがありますが、織りの違いで、出来上がった織物の名前が違います。

 

綸子は、繻子織(しゅすおり)と言って、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で、地紋を作っていきます。

 

サテンと言うと、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?繻子織を英語表記すると、サテンです。

経糸を表面に出すことで、模様を作っていきます。

5本以上の縦糸を使って、一つの織り組織を構成しています。

 

綸子は、模様があるので、紋綸子(もんりんず)とも言います。

 

綸子は、薄い生地で、柔らかい質感があり、艶があり、滑らかなので、訪問着などの礼装用に使われます。

背伏せ

「せぶせ」と言います。

 

着物には、仕立ての形態で、大きく、袷(あわせ)と単衣(ひとえ)という二種類の形状があります。

要は、裏生地がついているか、ついていないか、なのですが。

 

袷は、胴裏(どううら)や八掛(はっかけ)がついていて、二枚になっています。

単衣は、一枚の着物です。

 

着物は、肌襦袢や長襦袢など、重ねて着ますので、裏生地がついている袷などは、夏期などは、暑いですね。ですから、単衣の着物を着られたりします。

 

ただ、着物は、一枚の布を縫い合わせて、仕立てますので、縫い代が出来てしまいます。そこで、衿の裏には、衿裏(えりうら)と呼ばれる布をつけて隠します。背中は、背伏せと呼ばれる布で、隠します。

背伏せは、細長い布ですから、結構、手間がかかります。また、技術も要します。

 

最近、仕立てをさせていただいて、うまく、丁寧に、仕立てをしてくれて、ちょっと嬉しくなって、紹介してみました。(^^)

 

マルコ醸造塩麹キット

最近、流行っている「塩麹」(しおこうじ)を仕込んでみました。

 

岐阜県恵那市の明智の「マルコ醸造」さんで、生麹と塩をセットにして販売されています。  

1セット、735円です。

内容は、生麹 450g

    塩  130g   

                                                                                      です。

 

では、いよいよ仕込んでみます。

 

まず、麹を細かくほぐして、ボウルにいれ、塩を加えて、かき混ぜます。塩は、お好みでいいよ、と、おっしゃてましたが、ここは、レシピ通りに、行います。

 

そして、水、600ccを加えて、混ぜ合わせます。

塩麹作成1

 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、大きめのタッパーに移しかえて、
 
 
塩麹作成2
 
 
 
 
 
 
 
表面を平らにして、フタをゆるく締めて、常温で、発酵させます。
なんか、ダマが残っていますね。大丈夫なんだろうか…(^^ゞ。
 
塩麹作成3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うちは、大家族なので、「なに、これ?」と言われて、ほったらかされないように、フタに、レシピを貼り付けて、存在をアピールしておきました。
 
とっても簡単でした。
常温で、1週間〜10日で、おいしい「塩麹」になるのだとか。
楽しみです。

フタをゆるく閉めるのは、発酵の時の、二酸化炭素を逃がすため、1日1回は、かき混ぜる、できあがったら、発酵の進みを抑えるため、冷蔵庫に密封して入れる、と注意書きがありますので、レシピ通りに、楽しみたいと思います。

 

 

塩のこーじ君

福井市で、「塩野コージ君」という、ゆるキャラで、「塩麹」をアピールしているそうです。

効能は、食べ物がおいしくなるそうで、この「塩麹」の作用で、デンプンやタンパク質が、アミノ酸に変わり、うまみが引き出されるのだそうです。

 

そして、栄養価が高く、抗酸化物質が、抽出され、免疫力が高まるそうです。

 

 

食品の保存性も高くなるので、すごい調味料です。

お肉が、柔らかくなって、うまみが引き出され、体にとってもいい「塩麹」。

 

 

しばらく先ですが、大事に育てて、楽しみたいと思います。

 

いつもお世話になっている、恵那市にある着付け教室の「恵雅文化教室」さんで、「毎月月初めに、みんなで着物を着て、ランチに行きましょう」という授業があるので、のぞいてみました。

もちろん、すべて自分で着て、出かけるのです。

この日は、とても寒くて、雪が舞って、とても出かける日ではなかったので、着付けだけになり、授業の風景をちょっと撮らさせていただきました。

恵雅文化教室風景

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全身が映る大きな鏡の前で、お太鼓を作るところです。
先生は、「お太鼓が基本、でも、一番難しいのよ。お太鼓で、始まり、お太鼓で終わる、と言っても、過言ではないのよ。」と、言いながら、丁寧に、教えられていました。

帯締めをしめる

 
 
 
 
 
 
帯締めを締めます。指で押さえ、結ぶ方向と、始末の仕方を、実演。
 
帯の下準備
 
 
 
 
 
丁寧に下準備をして、帯を巻きつけていきます。

   

 

そうすると、お太鼓の横から見える手先が、表の柄で作れます。

帯の手先1

 

 

 

 
 
多々良恵子先生大変素敵な、多々良恵子先生です。
多々良先生は、着付け教室の他、エアロビック教室も一緒にされており、パワフルで、ハツラツとされています。魅力的です。

岐阜県恵那市の恵雅文化教室様でした。

 

「着物を着て出かけよう。」は後日、取材させていただきます。(^^)

置賜紬

「おいたまつむぎ」

山形県の置賜地方で生産される紬の総称です。

 

紬(つむぎ)とは、紬糸(つむぎいと)を、経糸(たていと)か、緯糸(よこいと)か、あるいは両方に使って、織り上げた織物です。有名なのは、大島紬などでしょうか。

本繭と呼ばれる繭とは、少し劣る繭から紡いだ紬糸を使って、織ります。節があったり、糸が均一でなかったりするため、表面にこぶができたりして独特の風合いを持つ織物です。

 

置賜地方とは、米沢、長井、白鷹で、織物の産地です。米沢は、「米沢琉球紬」と言って、略して米琉(よねりゅう)と呼ばれています。長井は、「長井紬」、白鷹は、「白鷹紬」、「白鷹御召」と呼ばれています。

 

私は、以前、この地方に半年ほど通ったことがあるのですが、雪が降る時期は、豪雪となります。また、山間部のとてもいいところです。

 

米沢というと、江戸時代の米沢藩の第9代藩主である上杉鷹山(うえすぎようざん)が、藩の窮状を立て直すために、倹約と、産業の振興を奨めて改革を行なったことは、有名で、アメリカのクリントン元大統領も、最も尊敬する日本人と言っていましたね。

 

その上杉鷹山が、奨めた産業振興の中の一つに、織物があったわけです。養蚕から紡績、織物まで、この置賜地方で行い、見事に特産物を作ったのですね。

「衣」からは、外れますが、米沢で有名な「錦鯉」、この養殖も上杉鷹山の時代からの産業ですね。

 

一人の藩主の改革から、現代につながる特産物の出現、そして、日本の文化を形作ることになる。悠久のロマンを感じます。

 

改革は、こうでなくっちゃ!

あれ、オチは、そこ?  (^^ゞ。

繭

織物、染物の用語に、先練、後練や先染、後染という言葉があり、どういう意味なんだろうと、ずっと、思っていました。

 

先練(さきねり)、後練(あとねり)とは、絹の糸を織物にする前に(要は、生糸を)、精錬するか、織物にしてから精錬するか、ということです。

 

精錬とは、洗うことですが、その意味が、よくわからなかったのです。

 

訳が分からず、調べていると、すごい研究がすすめられていることが分かりました。

 

繭は蚕が蛹になる際に、フィブロインという繊維状のタンパク質を、セリシンという水溶性のタンパク質で、くっつけながら吐糸することによって形作られています。繭のフィブロインとセリシンの構成比率は、だいたい、75:25です。


フィブロイン、セリシンともに18種類のアミノ酸から構成されており、例えば、フィブロインには、「グリシン」、「アラニン」というアミノ酸が多く含まれ、セリシンには、「セリン」というアミノ酸が大変多く含まれているという特徴があります。

 

そのセリシンのアミノ酸組成は、人間の肌の天然保湿因子(NMF)とよく似ているため、肌への効果的な作用が期待されているそうです。

また、グリシンとアラニンは、肌のコラーゲンに重要なアミノ酸だそうです。


通常、絹糸と呼ばれているのは、このフィブロインだけを抽出し、精錬したもので、独特の光沢のある絹糸は、フィブロインの特徴です。

 

セリシンをつけたままの糸(生糸)で絹織物を作ると光沢のない固い肌触りになってしまうため、セリシンはこれまで絹糸を加工する過程(精練)で洗い落としていました。

それが、先練した絹糸。

 

また、セリシンは、染料の定着を阻みます。そのため、生糸からつくった織物は、セリシンを洗い流さなくてはなりません。それが、後練。

 

先練の生地は、一般的ですが、後練の生地の代表的な織物は、縮緬(ちりめん)です。それはそれなりに、いいもので、精錬が先であろうと、後であろうと、セリシンは、洗い流さなければならないようです。

 

ただ、人間の肌に効果的な物質というと、ちょっと興味がわいてきます。セリシンを介した、衣類と美容の関係…なんて、楽しいですね。

 

染色の歴史は、このセリシンの研究に尽きると言っても過言ではないそうです。

 

なんとなく、ぼやっと、わかってきました。

が、なんとも、奥の深い研究のようです。この日記の中では、なかなか書けないことですが、わかったことが嬉しくて、ちょっと書いてみようと思い立ちました。

 

               

着物の衿画像着物の衿(えり)の幅には、三種類の幅があります。

 

 

呼び名は、広衿(ひろえり)、撥衿(ばちえり)、棒衿(ぼうえり)です。

 

 

広衿は、名前のとおり、幅の広い衿です。幅の寸法は、約2寸( 約7.5cm)。2寸幅の布のことです。着付けするときに、二つ折りにします。幅をもたせることで、胸元にボリュームをつけることができます。

 

 

撥襟は、初めから二つ折りになっていて、首の後の幅が、約1寸5分(約5.5cm)、衿先(胸の方になる部分)の幅が、約2寸。と、三味線の撥(ばち)のような形になっているので、撥衿と呼ばれています。

着付けの時は、簡単そうですね。

 

 

棒衿は、全部同じ幅の襟です。幅は、約1寸5分、です。この衿も、折らずに、そのまま着付けることができますね。

 

 

用途や、着物によって、衿幅も変わってきますが、

一般的には、広幅は、女性の着物に、

長襦袢などは、撥襟に、

男性の長着は、棒衿に、仕立てます。

 

 

ちょっと、覚えておくと、便利かも…


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